PMI Japan Summer Festa 2010告知 第3セッション
6月13日(日)
A-5:6月13日(日)第3セッション(15:30~17:00)
タイトル | 失敗連鎖を阻止するプロジェクトマネジメント ~ 組織失敗行動学の視点からの提言 ~ | |
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講演者 |
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講師紹介 | 有限会社 ウインアンドウイン 代表取締役 日立製作所情報通信部門に入社。情報通信システムや艦船搭載システムなどの開発に従事。技術的、納期的に苦戦するプロジェクトの立て直しを多数経験する。その中から「自律的に学習するチーム作り」を促進させ「プロジェクトを成功させる方法」を見いだす。現在は、失敗を阻止する個人と組織の関係性の作り方に関し研究している。 著書: 『実用企業小説プロジェクトマネジメント』、『はじめてのプロジェクトマネジメント』、ともに日本経済新聞出版社発行。 | |
概要 | プロジェクトの失敗は、プロジェクト・マネジャーの単なる計画ミスや管理ミスといった要因ではないにもかかわらず、失敗の責任をプロジェクト・マネジャーにおしつけていることが多い。プロジェクト・マネジャーが納得していないプロジェクトの失敗は、プロジェクトを所轄する組織の中で、日常的に行われている業務の進め方が、技術の進化や組織運営の変化に追従できなくて失敗していることが多い。 このような失敗では、プロジェクト・マネジャーの行動解析や管理データの分析をしても、真の失敗原因が抽出できない。また、関係者が妥当と感じる再発防止策を作ることも難しい。しかも、同様の失敗は繰り返すことが多く、結果的に業績を低迷させ、プロジェクト・マネジャーの犠牲者をつぎつぎに出して組織が沈滞する。 プロジェクトを一つの組織と位置づけることで、組織的な事故の原因を究明し妥当な再発防止策を導く安全科学の分野の手法や、組織と個人の関係性に着目した組織行動学の視点などを活用することができる。これらの知識を活用して、失敗要因を分析し、真の原因を究明し、関係者が納得する再発防止策を作ることができる。 プロジェクト運営の中で、これらの手法や視点を活用し、組織が潜在的に持っているプロジェクトを失敗に導く背景要因を見つけ出し、その要因を是正していくことで、失敗を未然に防ぐことができる。このサイクルを確立し、継続していくことにより、組織を活性化でき、その結果として、失敗の連鎖を断ち切ることができる。 本講演では、プロジェクト・マネジャーが、こうしたプロジェクトの失敗を根絶するために即実践できる方法を提案し、失敗の根絶に向ってプロジェクト運営を進化させて行くためのヒントを提案する。 | |
受講対象 | 業種: 業種を問わず 階層: 実践現場で活躍しているプロジェクト・マネジャーやリーダー 知識エリア: 全般 |
B-5:6月13日(日)第3セッション(15:30~17:00)
タイトル | オフショア開発プロフェッショナル人材育成の課題 | |
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講演者 |
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講師紹介 | アイコーチ株式会社 代表取締役 沖縄生まれ。九州大学大学院修了。株式会社リコーに入社後、画像認識技術の研究開発に従事。中国BPO企業のマネージャ職を経て、2003 年にオフショア開発コンサルティング業務を専門とするアイコーチ株式会社を設立し代表取締役に就任。業界に先駆け発表したオフショア開発コーディネータ養成講座が評判を呼び、受講者から「実体験に即した具体的な話が本当にありがたい」と高い評価を得る。実践的で分かりやすい語り口が 4,000 名のメルマガ読者を魅了する。その後、ブリッジSE育成のためのeラーニング“オフショア大學”を立ち上げて、日本だけではなく中国、ベトナム、インドにも人材育成コンテンツを提供する。近年は、琉球大学非常勤講師や沖縄県情報産業振興アドバイザーとしても活躍する。著書に、標準テキスト・オフショアプロジェクトマネジメント【PM編】【SE編】(技術評論社)、オフショア開発に失敗する方法(ソフト・リサーチ・センター)、SEの「品質」力(技術評論社)など、社内研修ですぐに使える教科書・ケーススタディ集が多数あり。 会社ホームページ:http://www.offshoringleaders.com 講演者ブログ:http://aicoach.tea-nifty.com 講演者twitter:http://twitter.com/ai_coach | |
概要 | 近年、新人社員とまともに意思疎通できない上司が増えています。この悩みは、協調性があり、仕様書の行間を読み、顧客の痒いところに手が届く同質性に優れた純和風SEを育成できない経営課題を象徴します。実は、オフショア開発や女性活用に代表される多様性(ダイバーシティ)は、日本企業のお家芸である持続的イノベーションを阻害します。残念なことに、かつて日本の競争力の源泉だった組織風土は、オフショア開発を阻害する最大の要因となってしまいました。これまでの「日本人による日本人のため」のソフトウェア開発では、誰もが正直・真面目・誠実を旗印に顧客と会社に尽くすことが最高の価値観だと考えられてきました。ところが、21 世紀に差し掛かかり、顧客と固い絆で結ばれた日本人SEがマネジメント職に就いた途端、「今後は全社一丸となってオフショア推進」と寝耳に水の号令がかけられました。言葉も文化も異なる外国人SEを相手にするオフショア開発では、日本人が誇りとする品質第一、顧客第一、「損して得取れ」の精神は全く通じません。本講演では、得体の知れない海外オフショア発注に戸惑いを隠せない日本人SEのマイナス感情を鎮めて、国際化対応という変化を前向きに捉えるための社内研修の進め方と実践例を紹介します。 | |
受講対象 | 業種: 業種を問わず 階層: 階層を問わず、オフショアに関心のある方 知識エリア: 全般 |
C-5:6月13日(日)第3セッション(15:30~17:00)
タイトル | 5年後の君へ伝えるメッセージ ~ 日立のPM人材育成事例から学ぶ自己実現への道 ~ | |
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講演者 |
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講師紹介 | 株式会社 日立インフォメーションアカデミー 研修第二部 技師 プロジェクトマネジメント統括インストラクタ 坂上慶子 PMP®。PMI日本支部PMBOKセミナー・プログラム代表。プロジェクトマネジメント学会大会委員。 計測機器メーカー系列SI企業で、システム開発に従事。要件定義から設計、開発、導入まで一環して担当した経験を活かし、技術系インストラクタに転向。 PMBOKに魅せられ、現在プロジェクトマネジメント研修部署にて、プロジェクト・マネジャーの育成に日々奔走中。 <社外講演など> ・PMI Japan Forum2009「速報!PMBOKガイド最新版はこれだ!」 ・プロジェクトマネジメント学会・教育フォーラム2009「不確実性を戦い抜く力をつけるために」 ・PMI日本支部主催2010年3月度月例セミナー「これで大丈夫!早分かり PMBOK ガイド最新版 ~PMI日本支部監修 PMBOK セミナー特別編~」 | |
概要 | 日立製作所情報・通信グループSE部門では、比較的早期からモダン・プロジェクトマネジメントに取り組み、PM人材育成を推進してきました。 日立インフォメーションアカデミーは、日立製作所の施策に沿い、プロジェクト・マネジャーの育成のために、社内外に向けて、年間1万人以上のPM人材育成ソリューションを提供しています。 その事例を基に、あなたのキャリア育成について、一緒に考えましょう。 あなたは、なぜプロジェクトを実行するのでしょうか?何のために?誰のために? どんな立派な育成計画があろうとも、自身の自覚がなければ人は成長しません。自分がどのステージのどの場所にいて、5年後10年後どうなりたいのか、そこに気付くところからすべてが始まります。学び方を学び、継続的な自己実現をめざしましょう。あなたの5年後はあなたが作るのです。 | |
受講対象 | 業種: 業種を問わず 階層: 若手層、シニア層、経営層 知識エリア: プロジェク ト人的資源マネジメント、コミュニケーション・マネジメント |