プロジェクトマネジメント 2011年8月度月例 土曜セミナー
PMI日本支部主催 プロジェクトマネジメント 2011年8月度月例 土曜セミナー
「災害時における事業継続を支えるビジネスインフラ」
~未曾有の大災害を受けて今考えるべきこと~
PMI日本支部主催の月例セミナーを2011年8月27日(土)に東京にて開催致します。
時に、人の想定をはるかに超える災害は「起こるはずのない」、「起きてほしくない」事態を次々と発生させます。
このような事態にも、社会的活動の責務を持つ企業や組織には、いち早い復旧、復興を図り、人々の生活を日常に戻すべく、事業の継続が求められます。
停電や電力不足にも耐え事業継続を実現できるビジネスインフラを考えること、さらに、そのようなインフラを構築するプロジェクトのあり方やプロジェクトマネジメントの要点を認識し該当プロジェクトに対応する素養を磨くことが本セミナーのねらいです。
今回のセミナーは、講演 I、 講演 II の二部構成で「災害時における事業継続を支えるビジネスインフラ」のテーマに取り組みます。
第一部では、静岡大学 井上春樹 教授に、大災害時のBCP(business continuity plan)対策と節電などを目的に、オンプレミス(自社運用型)のシステムインフラからクラウドコンピューティング環境への移行にいち早く着手し、既に成果を上げておられる静岡大学でのプロジェクト事例をご講演いただきます。
第二部では、武蔵大学 松島桂樹 教授に、BCP 対応プロジェクトの事例をベースに、より広い視点でのビジネスインフラ再考についてご講演いただきます。災害時の BCP では、情報インフラだけでなく、ビジネスインフラ全般を捉えて事業継続性を考える必要がありますが、これからすべきこと、IT活用の役割などを皆さんと考える機会にしたいと考えます。
開催要項
主催 | PMI日本支部 |
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講演 I | クラウドコンピューティングによるビジネスインフラの革新 静岡大学 情報基盤センター 副センター長、教授 井上 春樹 氏 |
講演 II | 災害時における事業継続のためのビジネスインフラ再考 |
日時 | 2011年8月27日 (土) |
講演会場 | 恵比寿スバルビル 4F 400小ホール (東京都渋谷区恵比寿1-20-8) |
ネットワーキング会場 | 講演会場と同じ |
定員 | 110名 (申し込み順) |
PDU | 本セミナーに参加することにより、 希望者は 4.5PDU の受講証明書を取得できます。 |
事前告知情報 | 月例セミナーハッシュタグ : #pmijsemi 月例告知用 twitter アカウント : @pmijsemi Twitter にてセミナー開催数日前より 当日のセミナー概要・キーワードなどを告知いたします。 まずは、上記 Twitter アカウントをフォローください。 発言の際は、ハッシュタグの記載もお願いいたします |
~ネットワーキング (交流会) について~
PMI 日本支部開催のセミナーでは、セミナー終了後に講師、セミナー出席者が参加する 交流会としてネットワーキングを行っています。
講演終了後、その場で軽いおつまみと飲み物をご用意させていただきますので、是非お気軽にご参加下さい。
講師の方にもご参加いただきますので、講演内容や日ごろの実務で感じている問題、講演で聴けなかった話などを質問する場として、
また、 PM 同士で気軽に交流を持つ機会としてご活用いただければと思います。セミナーに引き続き、皆さまの参加をお待ちしています。
講演内容 (講演 I)
講演Ⅰ:クラウドコンピューティングによるビジネスインフラの革新
大規模震災におけるリスク対策として「情報インフラの存続」、「各種情報サービスの継続」、「消費電力・コストの劇的削減」など、従来達成することが困難であった多くの課題の解決は、全ての組織において緊急かつ重要なミッションとなりつつあります。
静岡大学ではこれらの解決策として「IT機器すべてに対する全面クラウド化」を実施してきました。クラウドコンピューティングをベースとした、情報基盤の全面的な更新検討を2006年から開始し、2010年3月時点で、従来とは異なる考え方ので報基盤構築を完了し、実際の教育・研究支援を開始しました。
この度の大震災発生が引き金になり「全面クラウド化は初期の目標を達成できたのか」という質問がひきを切りません。静岡大学と関連施設でのクラウドコンピューティングの全面適用事例とその検証結果をご紹介することは、今後、本分野のプロジェクトに関心を持つ人たちに必見の内容と言えます。
本講演では震災直後のクラウド情報基盤の運用状況や分析結果、および4年間の全面クラウド化のプロジェクトの経緯・定量的効果を報告いただき、わが国のほとんどの組織への展開が必須であることを定量的にご講演いただきます。
講師紹介 (講演 I )
静岡大学 情報基盤センター 副センター長、教授 |
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■略歴 ■主要著作・論文・研究活動など ■専門・所属学会・受賞歴 |
講演内容 (講演 II)
講演Ⅱ:災害時における事業継続のためのビジネスインフラ再考
サブタイトル:IT投資のあらたな価値を目指して
東日本大震災は、膨大な被災状況を通じて、私たちが築いてきた社会のもろさを示し、数多くの教訓を残しました。 いうまでもなく、災害対策は事前に想定されることへの準備・対応と、想定外の事態への発生時における対応から構成されます。 今回の災害対策の大きな課題として、データのバックアップという、いわばすでにわかっていることが実施されていなかったこと、また、個人IDのように技術的には可能なことが改革・導入されてこなかったことがあげられます。技術の問題以上に、どのような社会を構築するかが問題となります。
災害時であっても、企業が事業を継続することの意義は、コンビニに商品が陳列されることで生活が確保されるというように、もはや一企業だけの問題ではありません。 ライフラインと並んで、企業活動は社会の重要なインフラです。 BCPプロジェクトにたずさわるときには、企業活動ができるかぎり継続できるようにすることに、もっと衆知を集めなければならないことはいうまでもありません。
本講演では、事業継続のためのビジネスインフラ再考プロジェクト遂行に、今できること、これからすべきこと、とりわけ、あらたな IT 活用の役割などを講師とともに皆さんと考える機会にしたいと思います。
講師紹介 (講演 II )
武蔵大学 経済学部 教授 |
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■略歴 ■主要著作・論文・研究活動など ■専門・所属学会・その他前年の主要社会活動 |
参加費
- 早割申し込み (8月 1日までにお支払いが完了の場合)
1) PMI 日本支部会員 ・・・・ 9,000 円
2) 法人スポンサー企業社員 ・・・・ 9,000 円
3) 一般 ・・・・ 13,500 円 - 通常申し込み (8月 2日以降のお支払い)
1) PMI 日本支部会員 ・・・・ 10,000円
2) 法人スポンサー企業社員 ・・・・ 10,000円
3) 一般 ・・・・ 15,000 円* 法人スポンサー企業社員の割引適用は、10名様 / 社 までとなります。
申込み方法
- PMI日本支部 月例セミナー申込サイトよりお申し込みください。
なお、今回のテーマに関連してご質問・ご意見がありましたら、申込書に記載して下さい。
質問内容を講師に事前にお伝えします。(ご記入いただいた方の企業・お名前等の個人情報は公開いたしません。)
- 折り返しセミナー事務局より受領確認/請求メールをお送りします。
(なお、請求メールを請求書として取り扱わせていただきます)
- 2 のメールに明記してあります振込先に、指定期日までにお振込みください。
- 振込みを確認次第、参加証をお送りいたします。
※ 申込み後のキャンセルはお受けできませんのでご注意下さい。出席できない場合は代理の方の出席をお願いします。
支部会員で申し込まれ代理の方が非支部会員の場合は、会場で差額をお支払いください。
※ 途中入場・退場は他の出席者の迷惑になるのでご遠慮ください。
なお、遅れて入場された場合は、出席時間に応じた受講証明になる場合がありますのでご了承ください。
※ オンラインから PDU を申請する際には、PMI 倫理・職務規定を遵守の上、誠実に申請してください。
※ 大震災の影響等、不可抗力により開催を中止させていただく場合がございます。
中止の場合は PMI 日本支部のホームページまたはメールにてご連絡申し上げます。
お支払い頂いた参加費は指定口座に返金させていただくか、代替セミナーが提供できる場合は代替セミナーへ振替いただくことができます。
なお、返金の場合お申込み時の振込手数料は対象外となりますのでご了承ください。
お問い合わせ先
本セミナーに関する問合せは下記にお願いします。