お知らせ

PMIバンガロール支部(インド) PMPC2012 参加報告

2012年09月28日

PMIバンガロール支部 Project Management Practitioners' Conference 2012(PMPC2012) 参加報告

PMI日本支部理事 杉村宗泰

 

 2012年9月13日~15日まで、インド、バンガロールで「PMPC2012」が開催されました。これに伴い、PMIバンガロール支部からの依頼を受け、PMI日本支部がボランティアとしてサポートを行っている宮城県南三陸町の復興支援プロジェクトについて報告を行ってきました。

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Dr. Prajapati Trivedisa氏による基調講演
(Secretary, Govt. of India - Cabinet Secretariat)
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会場内のプログラムボード

PMI日本支部では、PMI本部が提供しているProject Management Methodology for Post Disaster Reconstruction(PMMPDR)をベースにした復興支援サポートを、PMI日本支部直下のプログラムとして実行しています。今回は、この復興支援サポートプログラムがどのように発足し、PMMPDRを用いてサポートを実施するためにどのようなバックアップ・プログラムを実行したのか、またどのように計画が行われ現在どのようなステータスなのかを報告すると共に、日本支部の現状および災害復旧全般の状況について報告しました。

 今回、報告は1.5時間のセッションで行いましたが、報告に対する質疑応答が非常に活発であったため予定時間を15分オーバーしましたが、報告終了後もさまざまな方がPMMPDRを用いた復興支援プログラムの実施方法について質問に来られました。インドも自然災害が多い国であり、それらの復興支援について参加者が非常に高い関心を持っておられることに非常に感銘を受けると共に、今後インドでの復興支援にPMMPDRが用いられる可能性を確認できたことは、今回の大きな成果だったと思います。もし、実際にPMMPDRを用いた復興支援がインドで実施されるような場合は、ぜひPMI日本支部からもサポートを行いたいと思います。

 PMPC2012では、14日から15日かけて行われたメインセッションに約800名が参加されました。セッションは基調講演等のメイントラックと、3つSIGに分けられたサブトラックの形式で実施され、私も両日参加させていただきました。プログラムはそれぞれ非常にユニークであり、経験ベースから研究ベースの報告まで幅広い範囲がカバーされていたように思います。各プログラムでの質疑応答も非常に活発で、日本でありがちな一方的なプレゼンテーションではなく、講演者と参加者が意見を交わすインタラクティブな形式でプログラムが進められていました。

 メインセッションが行われる前日の9月13日には、学生向けのセッション&トレーニングがPMIバンガロール支部により実施されました。このセッション&トレーニングの対象者は大学生ですが、学生に対してプロジェクトマネジメントの重要性、必要な基礎知識、考え方を教え、疑似プロジェクトを体験しながらプロジェクトマネジメントの概要を熱心に教える姿はとても印象的でした。PMIバンガロール支部の方々とも多くの話をさせていただきましたが、皆が口ぐちに「インドのこれからの発展は、適切なプロジェクトマネジメントなくしてはあり得ない」とおっしゃっていました。これから大きく発展する余地のあるインドでは、それを確実なものにするためにプロジェクトマネジメントの実践が必須であると皆が信じており、またそれらはこれから羽ばたく若い世代の活躍にかかっており、そのため適切なプロジェクトマネジメントを教育する必要がある、との姿勢には、多くの参考にすべきスタンスが含まれていると感じます。このようなプロジェクトマネジメントの重要性は、学生だけではなくPMPC2012を実行するボランティアから会場運営スタッフまで広く認知されていました。1日のセッションが終わった後、Sunset Meetingと称して、PMPC2012の実行委員、PMIバンガロールチャプターの理事、はたまた会場の音響スタッフ、受付スタッフ、料理やスナックを出すレストラン部門の方まで含めてその日の反省と明日改善すべき点を熱心に議論されている姿から、私自身多くのことを学びました。

 今回PMPC2012で南三陸町の復興支援プログラムを紹介すると共に、PMIバンガロール支部の方々とも非常に親しくなることができました。また、インドでプロジェクトマネジメントに携わる方々の熱心かつパワフルな姿に感銘を受けました。日本もこれから広く世界で活躍するためにも、彼らとの親密なパートナーシップを構築すると共に、われわれ自身もプロジェクトマネジメントの重要性を再認識し、真剣に取り組んでいかなくてはならないとの思いをあらためて強くしました。