お知らせ

JICA(独立行政法人国際協力機構)沖縄国際センター研修員 企業見学会の受入れ報告

2013年03月13日

JICA沖縄国際センター海外研修員の企業見学とは

  PMI日本支部ではJICA沖縄国際センター海外研修員の企業見学を受け入れています。
これはJICAが毎年行っているアジア、中南米、アフリカの途上国中央政府各省庁および地方自治体の電子化技術者育成研修の一環として行っているものです。
2012年は「電子政府推進のためのプロジェクト管理者コース」および、「電子政府推進のための Webアプリケーション開発技術者 コース」の研修修了者による企業見学を受け入れ、PMI/PMI日本支部の活動および、グローバル・プロジェクトに関するプレゼンテーションを行い、研修者との意見交換会を行いました。
( なお、このイベントは英語で行われています)

 
 

2012年度の実績

5月度研修員見学 : 「電子政府推進のためのプロジェクト管理者コース」

2012年5月7日、バングラデシュ、中央アフリカ、コートジボワール、ルワンダの中央官庁 CIO候補者9名に対し「Introduction of PMI and PMI Japan Chapter」,「Challenge in Project Leadership Development at Higher Education」、「Building Social Information Systems, From a system integrator’s point of view. 」についてプレゼンテーションを行い、意見交換を行いました。

12月度研修員見学 : 「電子政府推進のためのプロジェクト管理者コース」および「電子政府推進のための Webアプリケーション開発技術者コース」

  12月19日、カンボジア、ミャンマー、中国、フィリピン、サウジアラビア、タイ、ルワンダ、マケドニア、バヌアツ、ザンビアの中央官庁技術者28名に対し、「PMI Japan Briefing 」、「Japan After Tsunami and Nuclear Power Station’s disasters and the role of PMI Japan Chapter in Helping Mitigation」、「Headache! How to manage a project from another country 」についてプレゼンテーションを行い、意見交換を行いました。

参加者による所感

中国

  • 国外に居ながらプロジェクトを管理する手法がとても印象的であった。
  • 国外からプロジェクトを管理する際の課題と取り組みが説明され、とても実用的であった。
  • 東日本大震災、津波被害および原発事故におけるプロジェクト管理と地域の反応が非常に印象深かった。

ミャンマー

  • ITと関連のないプロジェクト管理をどう扱うかを学ぶことができた。
  • 自国ではプロジェクトを成功させるのは非常に困難である。PMIはプロジェクトを成功させるための経験と取り組みを紹介してくれた。
  • 帰国後の総合演習(システム開発プロジェクトの模擬体験)では、他国のメンバーと共にプロジェクトに取り組むことになっており、異文化のプロジェクトを実際に体験できる。

ルワンダ

  • 海外に居ながらのプロジェクト管理についてのプレゼンテーションが最も印象的であった。
  • 講師の方がプロジェクトを指揮する際に直面した課題、特にコミュニケーションの障害やプロジェクト・メンバーと共に居ることがあまりできないという問題をよく理解することができた。
  • プロジェクトの作業に時間を割く前に、まず、チームメイトを理解することに時間をかけた点に感銘した。

マケドニア

  • 他国に居ながらのプロジェクト管理が最も印象的であった。プロジェクトの関係者の大半が海外に居るのだから、他国からのプロジェクト管理は非常に難しいことである。チームメンバーと頻繁にコミュニケーションが取れないことが大きな課題である。非常に経験豊富なプロジェクト・マネジャーでなければできない仕事である。
  • 説明者が自信を持ってプレゼンテーションしていることが印象的であった。

バヌアツ

  • 遠隔地からのプロジェクト管理手法が印象深かった。言葉の障害、異なるワーキング・スタイルや文化的背景など多くの課題がある中で、プロジェクト・マネジャーがこれらの課題を解決していった方法に感銘を受けた。
  • 2011年に起きた津波災害への対応を災害復興のプロジェクトマネジメント活動という視点から学ぶことは、とても興味深いものであった。

サウジアラビア

  • 他国に居ながらプロジェクトを管理する方法が最も印象的であった。なぜなら、遠隔地からプロジェクトを管理し成功に導くときに、プロジェクト・マネジャーが直面するであろう困難とその克服方法をついて、広い視点を得ることができたからである。
  • 震災からの復興のマネジメントが最も興味深かった。

タイ

  • PMIは、コミュニケーションにおけるベストプラクティスと優れた知識、技術を有していた。知識共有のための素晴らしい組織である。
  • PMMPDRは良いシステムであり、災害時における活用方法がとても印象的であった。

フィリピン

  • PMMPDRという手法が作成されており、災害時においてもプロジェクトマネジメントを継続的に改善していることに感心した。
  • PMIが日本の課題解決のためのプログラムを継続的に開発していることが 最も感銘を受けた点である。将来、万一同様の災害が発生したときに対策が打てるような津波災害対策計画を作成したことは、大きな成果の一つである。
     注)PMMPDR:Project Management Methodology for Post Disaster Reconstruction

 

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PMI日本支部事務局 田中 洋一郎