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グローバルPM スタディ・グループ 6月定例ミーティング 特別ゲスト講演レポート

2013年07月09日

 

PMI日本支部法人スポンサーの活動としてスタディ・グループがありますが、今年2013年1月から活動を開始したグローバルPMスタディ・グループでは、6月27日に JGC Gulf International Ltd.取締役社長の高橋直夫様を特別ゲストにお招きし、ゲストスピーチをいただきました。

高橋様は2008年にNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」にも出演されておりご存じの方も多いことと思いますが、サウジアラビアで石油プラント建設の巨大プロジェクトのリーダーとして活躍され、現在も社長としてサウジアラビアで現場を指揮されておられます。帰国中のお忙しい中、ご講演のお時間を割いていただきました。スピーチでは、巨大プロジェクト現場での経験談や数多くのアドバイスをいただきました。

また、定例ミーティング後には高橋様を囲む懇親会を行い、こちらでもグローバルプロジェクトでのリーダーのあり方について熱く語っていただきました。

高橋様、ありがとうございました。

ゲストスピーチより

高橋様のスピーチから、その一部をご紹介いたします。

  • プラント建設プロジェクトは毎回新しい環境のもと新しい人を雇う。資金管理も含め会社を立ち上げているようなもの。PMBOK®などの 書籍にふられていないが、民間プロジェクトでは運転資金・キャッシュフローの管理が大事。インボイスをもとに売上から知恵を絞ってキャッシュをもらい、人材を雇っている会社にキャッシュを払わないとプロジェクト自体が回らない。
  • 人、もの、お金の流れをみて、利益を出していく事がプロマネの役割。 「利益があがったかどうか」、「お客様の評価が良い」ことに加えて「お客様から再度受注できる」ことが大切。
  • 競合と比較される中、迅速・正確な意思決定をするため、技術の詳細を知っておく、具体論があることがチームを引っ張っていくための鍵。 80%は現場での体験で得た知識。
  • 多くの国をまたがると時差を考慮した会議・交渉時間マネジメントが重要になってくるが、Face to face(会って話をする)の重要性は世界共通。 キックオフ・ミーティングなどの機会に、相方と一緒に飯を食う事は大変重要。

参加者コメント

参加された皆さんにいただいたコメントをご紹介します。  

  • 貴重な時間、ありがとうございました。心に残っているメッセージは「リーダーは自分を信じてとことんやれ!」ということです。

  • 業界・業態は違いますが、大規模、多国籍、不確実性があるなか、PMが信頼を獲得しプロジェクトをまわしていくための大事な視点をいただきました。 一方、競争が激化する中、ビジネスをまわすPMとして、厳しさ・緻密さの重要さも感じとることができました。「リーダーは自分を信じてとことんやれ!」ということは私も感じ、元気をいただきました。プロマネ駆け出し時の初心に戻った気分が少しします。

  • 資金の調達、特に資金の回収の難しさ、外国政府も含むステークホルダとの交渉の難しさとそれに対応するビジネススキル、PMが利益についての責任を全面的に負っているという点で、ITプロジェクトのPMと比較してはるかに重い責任を担っていると思います。PMIのフレームワークでいえば、プログラムマネジメントの要素が強く入っていると感じました。

  • 日々変化するプロジェクトの状況をみて、具体的に指示ができなければプロジェクトはリードできない。具体的に指示するための意思決定には、体験で得た知識が重要であるということに共感しました。「いかに発想できるか」=「いかに経験があるか」に関連して、チームの信頼を得るためには、PMとして技術的な詳細も押さえ、その業界での経験を語ることができるかが重要であることを強調されておられました。

定例ミーティングの様子

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