お知らせ

「2013 PMI Taiwan International Congress」参加報告

2013年12月05日

 去る11月16日、17日の2日間にわたり、「2013 PMI Taiwan International Congress」が台北市内の政大公企中心綜合大樓で「Embrace Global Dynamics, Excellent Enterprise Sustainability」をテーマに開催され、PMI日本支部から小職と田坂事務局長が参加しました。

PMI日本支部 理事 片江 有利

開会セレモニー

 開会セレモニーでは、立法院洪秀柱副院長がキーノート講演を行ったほか、会場で配布された「PMI Taiwan Best Practices in Project Management」には副総統や台北市長等行政の有力者の 祝辞が並ぶなど、行政との関係が構築できていることにまず驚きました。
 さらにセレモニーの中で「2013 Enterprise PMP Benchmarking Award and PMI Taiwan Best Practice on Project Management Award」の表彰を行い、その活動内容が 上記の配布物「PMI Taiwan Best Practices in Project Management」に掲載されていることにも驚きました。その受賞者の顔ぶれも行政のみではなく各種企業(IT業界以外にも広がりあり)に及んでいました。日本支部もこのような独自のAward を設立し、ベストプラクティスの事例を収集、公開していくことが有用ではないかと思いました。

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立法院副委員長のキーノート講演

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2013年度にプロジェクトマネジメントで功績を上げた方々の表彰セレモニー

1日目

 基調講演はPMI Peter Monkhous氏による「ePMI BoD,globally and regionally」と中華民国紅十字会 王清峰会長による災害復興等での活動の紹介でした。
 午後からはテーマ別の分科会でセッションが開催されましたが、我々は言葉の問題もあり英語で講演されるAsia、特にRegion9の各支部のメンバーが講演するトラックに参加しました。
 韓国支部のヨンミン会長の「Antiques and high-techs in Project Management」 は18世紀の建造物の建造過程の古文書を基にプロジェクトマネジメントの視点でレビューするものでした。その一方で、最新の橋梁プロジェクトの進捗管理のマネジメント・プロセスを報告するとともに、各現場にカメラを設置して工事進捗状況を統合的にモニタリングするソフトを活用した事例を対比させ、新旧のプロジェクトマネジメントを紹介した講演で大変興味深いものでした。

2日目

 2日目も同じトラックの午前の部に参加しました。 上海のR.E.P.代表による中国におけるPM教育の現状報告として「10年後にはPMPホルダー数が米国を抜き世界一になる」と豪語していたのが強く印象に残っています。
 日本支部からは田坂事務局長がグローバルリーダー育成研修についての報告を行いました。
 午前の部で面白かったのはマカオ支部のセッションでした。マカオの現状、これからの発展計画と人材不足について訴求し近隣諸国からの人材流入を促すもので、すでに人材斡旋の仕組み作りを進めているとのこと。中国語と英語ができるPMの供給源として期待するという名の下に特に台湾と協定を結び事業を進めることが公表され、参加者の興味を引いていました。
 午後は各テーマに添い、企業発展へのプロジェクトマネジメントの活用や国際的観点でのPMの価値といったパネルディスカッションが開催されました。

総括

 この2日間、プロジェクトマネジメントの実践を通じて多くの行政機関や企業が台湾社会の発展に大きく貢献していることを感じました。
 また、アジアにおける中国文化圏のつながりの強さも実感しました。私はもちろん英語トラックという案内に沿って参加したのですが、中国語を理解できる聴衆が多いことがわかったスピーカーが突然中国語でのプレゼンに切り替えるので少数派の悲哀を味わった次第です。

 台湾をはじめRegio9の北東アジアの発展にプロジェクトマネジメントは不可欠であり、日本支部としても協力してその発展に寄与できればと思っています。