お知らせ

PMI China Congress 2014 参加報告

2014年09月26日

海外コングレス 参加報告
~ PMI China Congress 2014 ~

  9月20日(土)、9月21日(日)の二日間にわたり、『Project Management – Change & Innovation』をテーマに 『PMI China Congress 2014』 が上海市の国際会議場(SHICC : Shanghai International Convention Center)にて盛大に開催され、PMI日本支部も参加しました。

報告者:PMI日本支部事務局長 田坂真一

会場と規模

 SHICCは近年開発が著しい金融の中心地である浦東地区(プドン地区)にあり、上海タワー(正式名称は「東方明珠塔」で、上海といえばまずこのタワーが映し出されるよく知られた名所)の直ぐそばに位置しています。

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東方明珠塔

17.jpg発展著しい浦東地区 18.jpgラウンド・アバウト (環状交差点)

 昨年も9月に同じ会場で開催されましたが、今年は昨年の教訓(1,300人/日しか収容できない会場で窮屈だった)を元に広いフロアを確保し、1,700人/日の参加者を受け入れられるようにしたとのこと。この規模はPMIにおいては北米コングレス(今年はアリゾナ州フェニックスで10月26日~28日に開催)に次ぎ2番目に大きな年次イベントで、PMI日本フォーラムの約2倍の規模に相当します。 

4.jpg主会場 講演舞台 5.jpg主会場 入場風景  6.jpg左から、山添氏、吉嶋氏、筆者、
奥澤会長、片江副会長、戴氏

Chinaの若いエネルギー

 Chinaのプロジェクト・マネジャーやプロジェクトに直接関わる人たちは25歳から40歳までが全体の7割を超え、日本と比べて約20歳も平均年齢が若くエネルギッシュです。今回も会場に入るや否やその熱気の強さを再認識しました。

 主催者であるPMI Chinaのマネージング・ディレクターであるボブ・チェン氏によれば、現在約8万人台のPMP®資格者が本年度中に10万人に達するであろうと予測をしているとのことでした(後ページの写真)。若い集団だけに、プロジェクト・マネジャーとして確かに粗さや未完成な部分はあるかもしれませんが、これも年々経験を積み継続的に能力を高めていくことで解決されると思われますし、ChinaでのPMP®資格取得への強い流れは、良い仕事や高いポジション、報酬の大幅な向上に直結するだけにボブ・チェン氏の予測もあながち大げさではなさそうです。

 今年5月に香港で開催した3日間のグローバル・リーダー・トレーニングでもChinaからの参加者は自分の考えを周りにしっかり表明し、所属するワークショップ・チームをリードするというバイタリティーを見せていましたが、今回の上海でも講演者からの情報を熱心に吸収しようとする姿を見ることができました。

No_1.jpgテーマ:Change&Innovation
小冊子の表紙
No_2.jpg2014年末時点China PMP®資格者 予想数
(ボブ・チェン氏の講演資料より)
No_3.jpg(ボブ・チェン氏の講演資料より

初日:優秀賞受賞記念講演

 さて、初日の主会場でのイベントは、本年度の各界の優秀なプロジェクト/プログラムへの取り組みに対する表彰と関係者による講演でしたが、選定カテゴリーは「Project Category」と「PMO Category」から成っています。ヨーロッパから進出している企業やChinaで生まれ大きく育った大企業や国営企業などが選出されていました。

 PMOカテゴリーでは、皆さまも聞かれたことがあると思いますが、通信設備など今や巨大なグローバル企業となったHuawei(ハウェーイ)のほか数社が選ばれ、受賞記念講演がありました。まだ確約はできませんが、来年のPMI日本フォーラム2015でHuaweiの受賞講演者を招待し、彼らのPMO戦略などについてお話しいただけるかもしれません。現在先方と調整中です。

PMI日本支部のアピール

 PMI日本支部としては、初日に「パネル・ディスカッション」でのパネリストとして、2日目に「分科会での講演者」として参加しました。

 パネル・ディスカッションには日本支部事務局長のほか、台湾支部会長、モンゴル支部事務局長、EMEAのディレクターの4名がパネリストとして、またChinaのボブ・チェン氏がモデレータとして参加し、Change & Innovationやリスク・マネジメントについての質疑応答を行いました。
 海外のパネル・ディスカッションに参加して毎回感じることは、事前に想定質問をもらっていても状況によってモデレータによりダイナミックに質問を変えられる場合が多く、事前準備はあまり役に立たないということです。正に即応性を求められる状況です。

14.jpg小冊子のPMI日本支部出演者紹介ページ 12.jpg20日プログラム : パネル・ディスカッションの出演者 tasaka.jpg20日プログラム : パネル・ディスカッションの様子

2日目:PMI日本支部関西ブランチからの中国語による講演

 2日目は4つの分科会が並行して持たれました。
 「Change & Agility」がサブ・テーマの分科会A会場で、最初の時間帯8:30 ~ 9:20にPMI日本支部関西ブランチPM創生研究会から「山添さん、戴春莉(ダイ・チュンリ)さん、吉嶋さん」の3名が、彼らの活動と成果および、日本支部関西ブランチの紹介を50分にわたって行いました。講演はパワーポイント資料も含め全てマンダリン(北京語)で行われた上、200名程度の会場が満席となっており、日本とChinaの友好関係醸成にも大変重要な役割を果たされたと思います。HuaweiのPMO活動で表彰された講演者も最後まで聴講されていました。

 最後に会場の聴講者から「東芝の仕事をしているが、ユーザーの顔がよく見えないので苦労している。何かうまくコミュニケーションを取り相互理解が進む方法はないか?」と質問がありました。その会場では支部から会長、副会長、事務局長、応援に駆けつけた関西ブランチ運営委員長の浦田さんも聴講していましたので、何か手伝えることがあるのではと判断し、当該質問者には戴さん経由で詳しく状況をお知らせいただくようお伝えしています。情報をいただければ、支部でもお手伝いする予定です。

13.jpg21日プログラム : 分科会 関西PM創生研の講演者 7.jpg関西PM創生研 山添氏挨拶 8.jpg関西ブランチの紹介
9.jpg関西PM創生研の活動紹介 10.jpg成果を発表する戴氏 11.jpg講演後の記念撮影