お知らせ

PMIモンゴル支部 第1回カンファレンス&ワークショップ 参加報告

2014年10月12日

海外カンファレンス 参加報告
PMI Mongolia Chapter
Inaugural Conference and Workshop 2014

PMIモンゴル支部正式発足後の記念すべきイベントとして、第1回カンファレンス&ワークショップ2014 (INAUGURAL CONFERENCE AND WORKSHOP 2014)が10月3日、4日の2日間にわたってウランバートルで開催されました。 日本支部からは、奥澤会長と三島事務局員が参加しましたのでご報告いたします。

2014年10月12日
PMI日本支部事務局
三島 邦彦

PMIモンゴル支部について

モンゴル支部は2013年2月に組織化され、2014年6月にPMI本部から Region9(東北アジア:日本、韓国、香港、台湾が含まれる) の支部として正式に認められた新しい支部です。(2014年8月末時点で会員数 67)

現在モンゴルは、豊富な天然資源などを目的とした外国からの投資が活発で、南モンゴルでは大規模な金鉱や銅鉱の開発が行われており、すでに生産も開始されています。またウランバートル地区では高層建築や道路工事などのインフラ整備事業が数多く行われており、今後も多くのプロジェクトが予定されているようです。
 
このような背景のもと、多くの優秀なプロジェクトマネジメント人材が求められており、熱い思いを抱いたプロジェクトマネジメントに関わるリーダーたちがPMIモンゴル支部を立ち上げ、本格的な活動を開始したところです。

モンゴルではPMP®認定者がまだ少なく(2014年8月末時点 7名)、現在多くの方がPMP®を目指して頑張っています。 

会場

 会場のBlue Sky Hotel & Tower はモンゴル政府宮殿(国会議事堂)のあるスフバートル広場の向かい側にある新しい高層のホテルで、ウランバートル市内のランドマークともいえる建物です。会場周辺のあちこちでも道路工事やビル建設が行われていました。

MN_2.jpg政府宮殿 (スフバートル広場) MN_4.jpgスフバートル像(スフバートル広場) MN_3.jpg会場のBlue Sky Hotel & Tower (中央)

カンファレンス&ワークショップ概要

第1回カンファレンスのテーマは「PROJECT MANAGEMENT IN EMERGING ECONOMIES (エマージング・エコノミーにおけるプロジェクトマネジメント)」で、急速な経済発展のなかで活動を開始したモンゴル支部を象徴するもので、これからのモンゴル経済をリードする、熱意あふれたプロジェクト・マネジャー、リーダーの皆さんが約200名参加されました。
 
2日間にわたるセッションのすべてが英語で行われ、会場の参加者からも積極的な質問があり、参加者の皆さんの意気込みが強く感じられるカンファレンス&ワークショップでした。印象的だったのは、参加者の多くが20代後半から30代と思われる若い方で、およそ半分が女性だったことです。また、学生時代に海外で学んだことのある方も多いようで、コーヒー・ブレイクやランチ・タイムに日本語で話しかけてくださった方が数名いらっしゃいました。
MN_CF0.jpgカンファレンスのバナー MN_WS2.jpgプログラムと
プレゼンター用の青い名札

MN_CB1.jpgコーヒ・ブレイクでのネットワーキング

 

10月3日 カンファレンス

初日はBlue Sky Hotel & Tower のホールでカンファレンスが開催されました。
 
PMIモンゴル支部の事務局長でエグゼクティブ・ディレクターでもある Colin Murphy氏 の開会宣言後、Skypath Partners LLC のエグゼクティブ・チェアマン(経営執行役会長) Cameron McRAE氏 (McRAE氏はモンゴル最大の鉱山 Oyu Tolgoi LLCの元会長兼CEO) による基調講演「Project in frontier locations」が行われました。辺境の地で行われるプロジェクトでは、その複雑さと困難に対応するため、リスクマネジメントや、リーダシップが一層重要であることがMcRAE氏の経験をもとに語られました。

PMIからはインド支部マネージング・ダイレクターのRaj Kalady氏がインドのエマージング・マーケットにおけるプロジェクト事例をもとに、プロジェクトマネジメント・プロセスの重要性や優秀なプロジェクト・マネジャーの重要性について講演しました。 引き続いて両氏によるカンファレンス・テーマを題材としたパネルが行われた後、地元の鉱山業、金融業、IT企業などのエグゼクティブによる講演が続きました。
 
カンファレンス最後のプログラムとして実施されたパネルセッションでは、日本支部から三島事務局員がパネラーとして参加し、台湾、香港、シンガポールから参加したパネラーと共に、モンゴルにおけるプロジェクトマネジメントの普及、定着などについて提言したり、会場からの質問に答えたりしました。
 
MN_CF1.jpgカンファレンス会場 MN_CF2.jpg

Colin Murphy氏による
オープニング

MN_CF.jpg司会のMunkhchimeg Enkhee氏(VP)、
奥澤会長、三島 (前列左から)
MN_CP0.jpgCameron McRae氏(中央)、
Raj Kalady氏(右)による
パネル・ディスカッション
MN_CFY.jpg

若手PM、女性PMが多く参加しています

 

MN_PNL.jpg初日最後のパネル・ディスカッション
(右から二人目が三島、
中央左が司会のMarc Tasse氏)

 

10月4日 ワークショップ

2日目は2トラックに分かれてワークショップが開催され、90分のセッションが各トラックで4セッションずつ、合計8セッションが開催されました。
 
日本支部も1セッションを受け持ち、三島事務局員がPMI日本支部の提供するサービスや活動についての概要紹介後、部会活動事例としてアジャイルPM研究会(立ち上げプロジェクト)の活動の様子を紹介しました。さらにその後で、モンゴル支部の活動やサービスについての要求事項を引きだすワークショップを行いました。参加者の皆さんにはテーブルごとに要求事項についての意見交換をしていただき、最後に全員で情報共有を行いました。グローバル標準のプロジェクトマネジメントをより広く普及させるために、標準類の翻訳などについての要望などがあげられました。また、日本支部の活動についての質問もあり、参加者の皆さんと2Wayでコミュニケーションしながら楽しくセッションを進めることができました。
 
ワークショップではこの他にリージョン9メンターのJack Hsieh氏による「プロジェクト要求」および「リスク識別とレスポンス」に関するワークショップ、台湾支部 Erik Kao氏による「台湾におけるプロジェクトと価値創造」、香港支部 Christine Yau氏による「香港におけるプロジェクトマネジメント事例」、モンゴル支部Colin Murphy氏による「組織におけるチェンジ・マネジメント」などのセッションが行われました。
 
当日になってから、最終セッションのプレゼンターが決まったり、参加者数の様子で会場が入れ替わったりハプニングもありましたが、ボランティアの皆さんが協力しあって運営を進めるなかで 2日目のワークショップも無事終了しました。
 
MN_WS1.jpg2 日目 トラック1の最初のセッションを
日本支部 三島事務局員が担当
MN_WSP.jpg日本支部の概要と
部会活動事例を紹介
MN_WSA.jpgワークショップではテーブルごとに
ディスカッション結果を発表

 

最後に

2日間を通じて強く感じたのは、参加者の熱意と優秀さ(特に若い人たち)、そして支部ボランティアのカンファレンス開催への貢献です。今回のカンファレンス&ワークショップでも、全セッションが終了後、企画、計画、準備、運営にあたったオーガナイザー(ボランティア)の皆さんが表彰され、それぞれ支部活動に対する貢献意欲をさらに高めておられました。

MN_AL0.jpg

 Region9からの参加者と
スタッフでの記念写真