お知らせ

「体験者が語る PfMP®(ポートフォリオマネジメント・プロフェショナル)受験対策セミナー」受講報告

2016年10月05日

PfMP®資格取得への未知なる道を説く 〔ダイジェスト版 動画あり〕

PMI日本支部会員
三木章義

はじめに

 2016年9月30日に開催された「体験者が語る PfMP®(ポートフォリオマネジメント・プロフェショナル)受験対策セミナー」に参加したので、結果を報告します。

 講師は、国内で2番目のPfMP®合格者の近藤浩氏、PMI日本支部 ポートフォリオ/プログラム研究会の会員です。

 セミナーは、冒頭に講師から「インタラクティブなセミナーを目指しているので、随時ご質問を」という発言もあり、講師の気さくな人柄が反映された、終始フランクな雰囲気で進みました。

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講師 近藤浩氏

PfMP®は、経営管理、PMO等の統括部門に最適な資格

 まず、ポートフォリオマネジメントとPfMP®に関する簡単な説明がありました。ポートフォリオマネジメントとは、戦略を実現するために、勘や経験にだけ頼るのではなく、体系的なアプローチで事業やプロジェクトを取捨選択する手法です。特に、「何を行わないか」を決める事が重要です。

 そのポートフォリオマネジメントのプロをPMIが認定する資格がPfMP®です。2014年に創設され、現在、PMI「一押し」の資格の一つです。企業内では、経営管理やPMO等の統括部門に最適な資格と言えます。 

資格取得には、2つの試験に合格する事が必要

 試験は、パネルレビューと複数選択試験の大きく2つからなり、現時点では全て英語で行われます。 資格を取得するのに、講師は、8月から勉強を始めて翌年3月に合格、と約8ヶ月かかったそうです。

 受験料はPMI会員価格で800ドル、複数選択試験に落ちた場合は、1年以内にあと2回再試験が可能です。その場合、2回目でも600ドルかかります。ちなみに、講師の申し込み時には1ドル120円強だったので、クレジットカード払いで10万円を超えたそうです。 

試験その1:ポートフォリオマネジメントの実務経験を審査されるパネルレビュー

 過去15年以内の、合計6千時間以上のポートフォリオマネジメントの実務経験を記述していきます。A4判で7枚程度になるそうです。「適切な英語を使う」という要件があり、不安だった講師は、米国人の友人に英文の添削をお願いしたそうです。

 合格するコツは、“I”を強調すること。日本人は「自分の手柄自慢」と受け取られるのを嫌うためWeとかOur team等を主語にした文を書いてしまいがちですが、やった事は全て“I”、それ以外でも、例えばI gave a suggestion to CEO to make a decision to ・・・など、工夫して一人称で書くべき、とのことでした。 

試験その2:ポートフォリオマネジメント標準の知識が問われる複数選択試験

 パネルレビューに合格すると、次が複数選択試験です。ポートフォリオマネジメント標準の知識を問う4択問題が、4時間で170問(そのうち20問は合否には無関係の問題が含まれるそうです)出題されます。1問あたりにすると1分24秒で解いていかなければなりません。英語の問題文を読むのにもかなりの速度が要求されます。

 ポートフォリオマネジメント標準の翻訳プロジェクトの責任者だった講師は、標準の知識については自信があったそうですが、問題集の第1回目は38%しか正解できず、かなりショックを受けたそうです。それからは、標準書の熟読と暗記に努めた、とのことです。 

終わりに

 PMP®のネクストキャリアとして有望なPfMP®について分かりやすい説明を聞き、より興味が増しました。もし次の機会があれば、興味がある方は是非受講していただければと思います。

 問題はやはり英語でしょう。受講者からも、「テストの日本語化の予定は?」という質問が出ましたが、講師は、あくまで個人の見解との前置きしながら、「恐らく日本語化は無い」との回答でした。取得志望者は、ポートフォリオマネジメント標準の英文を暗記するまでひたすら熟読することが、合格への近道のようです。

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講義風景

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講義風景

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交流会でも熱心な講義が展開