お知らせ

【開催報告[ダイジェスト動画あり]】「PgMP(r)資格取得セミナー(一緒に挑戦しよう!)」

2018年08月07日

[ ダイジェスト版動画あり ]

PMI日本支部 ポートフォリオ/プログラム研究会
三木章義
 

はじめに

 2018年7月29日に開催された「PgMP®(プログラムマネジメント・プロフェショナル)資格取得セミナー(一緒に挑戦しよう!)」の結果を報告します。
 講師は国内で2番目のPfMP®合格者の近藤浩氏、PMI日本支部 ポートフォリオ/プログラム研究会の会員です。
 冒頭で、講師からセミナーの主旨説明がありました。合格者が体験を語る通常のやり方ではなく、PgMP®受験の同時体験を通じて共に成長することが今回の狙いです。

PgMP®資格取得セミナー(一緒に挑戦しよう!)セミナー ダイジェスト版動画        講師:近藤浩 氏

※写真をクリックすれば動画に遷移します

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PgMP®試験の申し込みから合格まで、大きく3つからなるプロセスの概要 

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最初に、PgMP®に関する簡単な説明がありました。PMP®のネクストキャリアと呼ばれるPgMP®は、中国やインドにおける増加が著しいのに反して、日本の合格者はまだ7人しかおらず年1人のペースです。相変わらずのガラパゴス状態のようです。
 試験は、大きく3つのステップに分かれます。受験申請をするとまず受験申請書の内容レビューがあります。ここでは、プロジェクト経験とプログラム経験が条件を満たしているか確認されます。
 その後、パネルレビューと複数選択試験、2つの評価ステップがあります。
 パネルレビューは実務報告書をもとに的確な候補者かをボランティアのPgMP®レビュアーが査定します。複数選択試験はPMP®試験でもおなじみの4択問題です。4時間で170問を解く必要があります。
 講師は、受験申請書のレビューで1回書き直しの指示があり、再提出後にパネルレビューを通過し、最後の複数選択試験に向けて現在猛勉強中のステータスです。

日本人にはハードルが高い英文での実務報告書は、型に沿って記述すれば比較的容易

 受験申請には、プロジェクトとプログラムの経験を記述する実務報告書が必要です。過去15年以内、合計で48か月以上になるプログラムを2件以上、同じく合計で48か月以上になるプロジェクトを2件以上、その内容を記述します。
 プロジェクト経験は、PMP®であれば、PMP®取得時に申請した内容がほぼ流用可能です。ただし、プログラム経験で申請するプログラムとは無関係である事が条件です。
 一方、経験したプログラムの概要をStrategic Goal欄に記述するプログラム経験は、日本人にはハードルが高そうです。プロジェクト経験との相違を明確に英文で主張できないと、プログラムではなく単なるマルチプロジェクトだと判定されてしまいます。

 講師は、実務報告書にPMIが求める事を把握すると、型にハマった書き方が出来る事を発見したそうです。それは、改善(improve)、達成(achive)、開発(develop)等の表現を用いて活動を説明し、実用的で測定可能な戦略目標を説明していきます。

 この型に沿って記述していけば、「プログラム定義に合致する」と判定されやすい英文が、誰でも比較的悩まずに書けるようになるそうです。  

ここで最初のゲスト、川本氏が呼ばれました。

 

IMG_1170.JPG川本氏

 川本氏は受験申請をしたばかりだそうで、まさに本セミナーのタイトル通り、現在進行形の受験者です。日本ではあまり明示的にプログラムと名前が付かない場合が多く,如何に記述を工夫してプログラム経験をアピールするかを、自身が提出した実務報告書をもとに説明されました。

 英語に関しては「You should use proper English」という要件があり、不安だった講師は、米国人の同僚に英文の添削をお願いしたそうです。やはりネイティブならではの英文表現があり、英語が得意な人にもネイティブのチェックを強く推奨するそうです。また、“I”を強調して書くこと。日本人は「自分の手柄自慢」と受け取られるのを嫌うためWeとかOur team等を主語にした文を書いてしまいがちですが、やった事は全て“I”、それ以外でも、例えばI gave a suggestion to CEO to make a decision to ・・・など、工夫して一人称で書くべき、とのことでした。

4時間の複数選択試験合格の秘訣は、英語耐性の訓練と脳への糖分補給

講師は、まだPgMP®の複数選択試験を経験していないため、ここからは、説明者が2番目のゲスト、野上氏に代わります。

IMG_1179.JPG野上氏

 野上氏は、日本で3番目のPfMP®、5番目のPgMP®合格者です。PgMP®ではパネルレビューと複数選択試験題で1回づつ落ちて、心が折れそうになった自身の経験を交えながら、「4時間英語の問題を読み続けられるように訓練で胆力をつけること、当日は脳に糖分を送り込む」の2つが、重要なポイントと説明されました。

最後に、PMI日本支部理事の鈴木氏から有益なアドバイスがありました。

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鈴木理事

 「受験者は標準と同様にECO(Examination Content Outline)を熟読することが合格への近道」だそうです。
 ECOはPMI本部のサイトから無料でダウンロードできます。

終わりに

 今回は、PgMP®取得プロセスの前半部分である、受験申請からパネルレビューまでの説明でした。
 日本人にとって最もハードルが高い英語による実務報告書の書き方についてのノウハウを学びました。
 後半部分は10月末に行い、複数選択試験題のノウハウを中心に紹介する予定です。果たして講師は合格しているのか?も気になるところです。

 ご興味がある方は、プログラムマネジメント標準(英語版)をお読みになり、次の機会に受講してみてください。

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講義風景

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交流会でも熱心な話が展開

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交流会にて