【実施報告】PMBOK®ガイド第7版 詳細解説セミナー(会場開催:11月25日、26日)

PMBOK®セミナー・プログラム

セミナー企画・運営担当(PM)
藤田 廣昭

11月25日、26日に開催した「PMBOK®ガイド第7版 詳細解説セミナー」の実施報告です。

イベントページ:https://pmi-japan.eventos.tokyo/web/portal/426/event/8101/

 

開催概要

日時2023年11月25日、26日(2日間)
10時00分~18時00分
場所PMI日本支部 セミナールーム
〒103-0008 東京都中央区日本橋中洲3-15 センタービル3階
受講者数15名
担当講師
スタッフ
講師:9名
事務局:1名

受講者の感想(抜粋)

  • ワークショップが頻繁にあることで、さまざまなものの見方や捉え方、問題意識を知ることができてよかった。
  • KPTで整理すること自体のトレーニングになった。 講義によってはワークショップで議論するテーマを設定してもいいのでは?
  • PMBOKの内容も広範囲であり、各項目の詳細な内容も知りたかったですが、伝えたいところだけピンポインで皆さまに伝えることで、より有意義な形になるのではと思いました。
  • 不確かさの質問に対してホワイトボードで6版と7版の違いを図示していただいたのは良かった。今後配布資料にしても良いのではないか。
  • IT系の方が多かったので、WSではIT業界の実践に関する議論になることがしばしばで、話についていくことが難しい場面がありました。
  • ターゲットを限定したワークショップを企画いただけたら嬉しいです。
  • 一つのテーマを深掘りしたものがあれば受けてみたい。例えば、実践的なステークホルダーエンゲージメントとか、リーダーシップの取り方とか。
  • ツールやフレームワークを実際に使う場合の実践的なセミナーがあったら受けてみたい

(運営コメント)全体を広くカバーできるよう本セミナーではこのような形を取らせていただいています。今回のセミナーの枠組みの中では難しいのですが、今後別のセミナーを企画してポイントを絞ったワークショップもできればと思います。

PM所感

今回も受講者の方から概ね好評価をいただきましたが、前回からは若干満足度は下がってしまいました。(<前回>非常に満足:57.1%、満足:42.9% → <今回>非常に満足:33%、満足:58.3%)

グループディスカッションによるワークショップを行っているので、参加者の経験や性格などにも依存してしまうことがあると考えていますが、運営側としても積極的に受講者に関わっていき、受講者同士の会話を促進できるように心がける必要があると感じました。

タイムテーブル

1日目
講義 内容 担当講師 時間
オープニング 進行説明・事務連絡 藤田 廣昭 10:00~
講義Ⅰ 全体概要 藤田 廣昭
価値実現システム 三宅 真理子
原理・原則 (1) 西端 伸介
昼食 12:00~
講義Ⅰ 原理・原則 (2) 中西 義知 13:00~
ワークショップ①(講義Ⅰ) 藤田 廣昭
講義Ⅱ ステークホルダー・パフォーマンス領域 奥田 智洋 14:30~
チーム・パフォーマンス領域 坂本 芳湖
ワークショップ②(講義Ⅱ) 藤田 廣昭
講義Ⅲ 開発アプローチとライフサイクル・パフォーマンス領域 西端 伸介 16:10~
計画パフォーマンス領域 中西 義知
ワークショップ③(講義Ⅲ) 藤田 廣昭
エンディング 感想、事務連絡等 藤田 廣昭 17:50~
2日目
講義 内容 担当講師 時間
オープニング 進行説明・事務連絡 藤田 廣昭 10:00~
講義Ⅳ プロジェクト作業パフォーマンス領域 木村 俊文
デリバリー・パフォーマンス領域 木村 俊文
ワークショップ④(講義Ⅳ) 藤田 廣昭
講義Ⅴ 測定パフォーマンス領域 (前半) 藤田 廣昭
昼食 12:00~
講義Ⅴ 測定パフォーマンス領域 (後半) 藤田 廣昭 14:30~
不確かさパフォーマンス領域 三宅 真理子
ワークショップ➄(講義Ⅴ) 藤田 廣昭
講義Ⅵ テーラリング 奥田 智洋 16:10~
モデル、方法、作成物 坂本 芳湖
ワークショップ⑥(全体振り返り)・エンディング(事務連絡等) 藤田 廣昭 17:10~

おまけ

受講者の方からの質問に対して、講師から回答したときの図です。PMBOK®ガイド第6版とPMBOK®ガイド第7版の違いがよく表されていると思います。PMBOK®ガイド第7版でもQCDを軽視しているわけではなく、それをベースにしつつ価値を求めていくことが重要だと謳っています。

上記を清書して画像化してみました。DXでも単にITシステム(成果物)を導入するだけだと意味がなく、ITシステムを導入することで期待された価値(成果)を出すことが重要ですよね!