2023年2月27日
標準推進委員会
【プロジェクトエコノミーの到来に向けて、熱い思いと共に語りかけます】
ハーバード・ビジネス・レビュー2022年2月号の中で、アントニオ・エニト=ロドリゲス氏は、プロジェクトエコノミーの到来を告げています。複雑さを増す社会課題への対応は、単なるオペレーションの延長線上では限界があり、プロジェクトが組織改革、新製品開発などを通して、短期的な業績と長期的な価値創出の両方を牽引しつつあるとしています。ドイツではGDPにおけるプロジェクトの比率が伸びており、2019年にはGDPの41%をプロジェクトが占め、経済の原動力がオペレーションからプロジェクトへ置き換わりつつあること示しています。
日本でもDXをはじめとする新技術導入などを通して、プロジェクトが経済の原動力になりつつあり、プロジェクト・マネジャーをはじめとするプロジェクトに係る人々は、一段とプロジェクトマネジメントの知識やスキルを学ぶ必要性を感じているはずである。そこで、標準推進委員会では、研究会や翻訳に係ったメンバーが、理解が難しい標準の内容を単に説明するだけでなく、いかに日本組織の実務に適用するかなどのアドバイスなども織り交ぜて、その専門分野における知識と経験を余すところなく、熱い思いと共にみなさんに語りかけます。
【受講者 2,300名】
2021年から定期開催を始めた標準セミナーですが、2022年度はオンデマンド配信のPMBOK®ガイド第7版紹介セミナーもラインナップに加え、開催日に受講出来なかった方向けに録画映像を後日提供するなどして、年間の受講者数は延べ2,300名になりました。
【日本語版出版記念セミナー】
プロジェクトマネジメントを日本国内に普及するうえで、日本語版の標準書の提供は不可欠であり、標準推進委員会では標準類の翻訳、日本語版出版を企画・推進しています。2022年度は『WBS実務標準』第3版と『ポートフォリオ、プログラム、プロジェクトにおけるリスク・マネジメント標準』の二つを出版し、出版を記念してセミナーを開催しました。セミナーでは示唆に富んだ講義に続き、活発なQ&Aも行われ、高い満足度が得られました。