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医療プロジェクトマネジメント ~医療を変える国際標準マネジメント手法~

【書籍紹介】 医療プロジェクトマネジメント ~医療を変える国際標準マネジメント手法~

 

PMI日本支部 関西ブランチ 医療プロジェクトマネジメント研究会 の皆さんによる、医療領域における PMBOK® ガイド に沿ったプロジェクトマネジメント をテーマにした書籍 「医療プロジェクトマネジメント ~医療を変える国際標準マネジメント手法~」 をご紹介いたします。

出版社の許可を得て、同書の「まえがき」を以下に転載いたしました。

 

医療の現場はプロジェクトでいっぱいである。まだ医療の世界に「プロジェクトマネジメント」という言葉の馴染みは浅いが、医療はもともとプロジェクトに親和性が高い。というより、そもそも患者さん一人ひとりの入院治療がプロジェクトそのものなのだ。私たち医療従事者は気づかないうちにプロジェクトを行い、プロジェクトをマネジメントしてきた。ただし、それは経験的にであり、属人的にである。
 
私が外科医になって15年くらい経ったころ(10余年前であるが)、情報システム構築の関係で、私はプロジェクトマネジメントの国際的標準である PMBOK® に出会った。その時の「目ウロコ」の衝撃は大きかった。
 
その後、診療プロセスをプロジェクトとして捉え、チーム医療をプロジェクトチームとして見ながら、その都度 PMBOK® のフレームワークにあてはめながら考えてきた。そして国際的非営利組織 Project Management Institute の日本支部内に医療プロジェクトマネジメント研究会が立ち上がり、そこに医療従事者、医療情報技師たちが集まり、さらに一般企業の辣腕のプロジェクト・マネジャーたちが加わり、多面的に検討が行われてきた。
 
そして結論は、医療の世界にプロジェクトマネジメントの国際標準的メソッドを採りこむべし、だった。その理由は、今手に取ったこの本を読み進めていくうちにお分かりいただけると思う。
 
あなたが医療従事者であれば、ご自分の経験をなぞらえてみていただけるとよい。きっと、これまでの経験がストンストンと腑に落ちるはずだ。もしあなたが、医療業界の人ではなく、これから医療業界に参入することをお考えならば、この本の中にある医療の世界のエピソードやエビデンスをつまみ食いしていただけばよい。そして、あなたが医療系の学生であれば、この出会いに感謝したい。
 
医療の質、安全、効率を向上させ、チーム医療や地域連携の組織力を強くし、人々を幸せにするために、グローバルスタンダードのプロジェクトマネジメントメソッドは必ずや恩恵をもたらしてくれるものと確信する。医療の世界にプロジェクトマネジメントの考え方と手法が堰を切ったように採り入れられることを願っている。
 
平成26年6月  
医療プロジェクトマネジメント研究会代表
宮原 勅治
 
 
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PMI 日本支部 医療プロジェクトマネジメント研究会 編著
出版: 篠原出版新社 (2014/08)