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【第10回】 PDU獲得事例

 

今年の1月から、プロジェクトマネジメントに関わる皆さんに身近な話題をとりあげ、リレー・エッセイを掲載してまいりました。  これまで、グローバル・プロジェクトでの気付き、海外出張時のこぼれ話、ストレスで落ち込んだ時の回復策などの話題について紹介がありましたので、今回は「PDU獲得」について私の事例を紹介させていただきます。

 情報宣伝委員会  東谷 上

 

 私がPMP® 資格を取得したのは、約10年以上前にさかのぼります。当時は、CCRサイクルやPDU申請基準についても十分理解しておらず、PDUが認められる時間は「REPの発行するPDU証明書」のみと考えておりました。そのため、数少ないREPのセミナーから、自分のスケジュールに合うセミナーを探し、受講申し込みをして、PDUの時間を獲得していた状況です。
 
 また私は情報・宣伝委員会へ参加していたため、年間で認められる活動時間(当時は5時間/年)を、セミナー受講時間とは別にPDUとして申請していました。その数年後にセミナー委員会が発足し、PMI日本支部が月例セミナーを開催するようになったため、東京地区で活動している私としては、PDU獲得の機会が多くなりました。
 
 ちょうどこの頃、メンタープログラム等で講師をする機会があり、講師の時間をPDU申請するためCCRサイクルを真面目に確認したところ、それぞれのカテゴリで「エビデンスがそろっていれば、申請は自由」ということに改めて気付いたのです。今となっては当たり前のことなのですが、当時は「PDUを保証する機関の証明がなければ、申請しても却下される」と、勝手に思い込んでいたようです。
 
 PMP® 受験申請の経歴書を提出した時に、PMI本部の監査対象になった方は、経歴証明書を作成してPMI本部へ提出されたと思います。これと同様に、PDU申請も「申請するカテゴリの活動根拠があり、PMI本部の監査時にエビデンスを提出することができれば問題ない」ということになります。近年は、社内研修の受講でPDUを取得されている方も多いと思いますが、そのような機会がない方は、ご自身の業務から思い当たるPM活動をピックアップしてみてください。
 
 私の場合は、以下に示す内容でPDU申請を行っております。
 
1.ボランティア活動
 PMI日本支部の情報・宣伝委員会の他に、JASA(一般社団法人組込みシステム技術協会)が主催している「ETロボコン(ETソフトウェアデザインロボットコンテスト)東京地区大会」に『審査員』として参加しています。 審査員は、東京地区大会に参加するチームに「UML(Unified Modeling Language)等でソフトウェアを分析・設計する方法」を教育後、各チームから提出される「ソフトウェア設計図」を審査し、その良しあしを参加者にフィードバックする活動を行っています。 この活動をPDU申請する場合、エビデンスとして「年間スケジュール、教育用テキスト、審査結果等」を準備しています。
 
2.論文
 技術士会やIPA(独立行政法人情報処理推進機構)等へ投降した論文が機関紙に掲載された場合、この機関紙自身を「エビデンス」として準備しています。
 
3.講師
 大学やイベント等のセミナーで発表の機会を得た場合には、講師の依頼文書と発表用に作成したプレゼンテーション資料を「エビデンス」として準備しています。
 
 PM活動に従事されている皆さんであれば、本業務の他に「社内PM育成の資料作成」や「社内研修の講師」、「社内機関紙へ論文掲載」など、間接的な業務に携わることが多いと思います。 一度、最新のCCRサイクルを再確認した上で、「この活動はPDU申請ができないか」という視点でご自身の活動を振り返っていただき、棚卸しをしてみてはいかがでしょうか? きっと、PDU申請にふさわしいPM活動が見えてくるはずです。
 

 

参考 :  2011年3月に改訂されたPDUカテゴリー