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【第24回】 自分のロールモデルを作ろう

 

女性PMコミュニティー WomenOBF
芦名みちる

「ロールモデルがいない、キャリア形成をどう考えたらいいのだろう。」こんな悩みを持っていないだろうか。

「女性PMコミュニティ WomenOBF」 への参加のきっかけ 

私は、女性社員の中では、一番勤続年数が長く、一番上の等級でいるが、社内の女性のロールモデルとなるかといえばそうはならない。
 
私は、2人の子供の母親であるが、育児休暇も短時間勤務も利用せず働いてきた。帰宅は基本22時以降である。
夫は、娘を妻に任せられないと、重い障害を持って生まれた娘の介護に全力を注ぐ決断し仕事をやめた。
母性スイッチが入った夫と、仕事スイッチが入った私。帰宅後も娘の顔も見ず仕事する妻に激怒する夫と、激怒する理由を理解する余裕がなかった私。
家庭崩壊の危機もあった。
傍から見ると、「私には無理。」「ああはなりたくない。」といったロールモデル不適格者だろう。
 
そもそも、尊敬できる人が身近にいても、その人がそのまま自分のロールモデルになるかといったら、ならないのではないだろうか。
たまたま、その時、幸運にもロールモデルとなる人がいたとしても、5年後、10年後もロールモデルとなるだろうか。
背景も条件も違うし、時代が変われば、状況も要求されるスキルも変化する。
身近にロールモデルは存在し続けないのである。
 
社員のキャリア形成を考えるようになり、ロールモデルがいないといった事をよく聞くようになった。 
また、特に女性のキャリア形成は難しいと感じていた。
 
そんな中、「女性PMコミュニティ WomenOBF」 が立ち上がるのを知り参加することにした。そこにはヒントがあるに違いないと。

自分のロールモデルを作る

「WomenOBF」 では、「女性PMのロールモデル研究」 の活動を行ってきた。その中での一つの答えは、「自分のロールモデルを作る」である。
ロールモデルとなる一人の人を探すのではなく、将来の自分のありたい姿を、いろいろな人たちを参考にして作るのである。
 
WomenOBFの参加は、パワフルで素敵な女性たちへの出会いがあった。ここは、ロールモデル要素の宝庫である。 PMI日本フォーラムをはじめ、座談会、ワールドカフェやクロストークなど、今まで外へ向けての活動も行ってきた。これからも積極的に外に向けての発信を続けていくと思うが、是非、直接、メンバー達と話をしてみてほしい。
共感、驚き、気付きを感じることだろう。
 
小学校のPTA委員活動でも、素敵な方に出会えた。
委員長、副委員長はくじ引きで決めたが、介護で大変な方が「委員長」を引いてしまった。変わりに引き受けてくれたのが、現委員長である。半強制的にクラス選出された人、妊婦、小さな子供がいる人、平日昼間は活動が困難な会社員。メンバーの状況は様々である。そんなメンバーたちに、その人ができる、得意なタスクを与え、参加意識や達成感を感じさせている。それもさりげなく。見事である。
メンバーは専業主婦の方が多いが、ネットワーク、コミュニケーション、段取り、巻き込み力、素晴らしい。ちょっとした心遣いで居心地のよい空間を作ることも得意である。
 
他にも、こんな人たちにもいる。
打ち合わせやちょっとした雑談の後、コーチングを受けたよう後のように、モヤモヤをすっきりさせてくれるクライアント。
限られた時間で初対面のメンバーと全員参加のグループワークをこなしていく、勉強会の参加者。
質問される側にも、新たな気づきを与えてしまうようなセミナーでの質問者。
ちょっとアンテナを高くしたり、方向を変えてみると、素敵と思える人やお手本にしたい人って結構身近にいるものである。
 
ロールモデルのパーツは様々なところに存在する。
その人にあうパーツを組み合わせたり、カスタマイズしたりすることで、ロールモデルが構築されるといえる。重要なのは、それらの情報、情報・経験を持っている人々に触れる機会やきっかけがどれほどあるかや、周りにどの程度アシストしてもらえるかである。
仕事や子育て、キャリア形成で悩んでいるなら、ちょっと行動してみよう。
きっと、すてきなロールモデルを作れるはずだ。

 

参考:
 女性コミュニティー WomenOBF からの発信情報