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【アカデミックNL#3】PMI日本フォーラム2017 アカデミック・トラック報告

PMI日本フォーラム2017 アカデミック・トラック報告

7月に開催されたPMI日本フォーラム2017において10セッションにわたるアカデミック・トラックが設けられました。

アカデミック・トラックは2013年のPMI日本フォーラムで設けられ、それ以降、教育界におけるPM教育について、産・学・官の合同で議論を重ねてまいりました。

本年のもご参加いただいた皆さまのご協力により、成功裏に終えることができました

2017年10月
PMI日本支部事務局
アカデミックプログラム担当 内橋 勤

2017年実施方針

 PM教育の必要性を一歩踏み込んで理解していただくために、トラックの発表・議論のテーマ を設定するとともに、昨年好評だった意見交換タイムを拡充しました。

セッション・テーマ

 セッション・テーマは昨年来の要望やPMI日本支部の活動をより深く理解いただくことも合わせて、以下のように設定しました。

  • テーマ1:PM教育の裾野拡大
  • テーマ2:PM実践者の学術研究とアカデミアへのキャリア
  • テーマ3:PM教育の基礎の基礎とは何か?
  • テーマ4:PMI日本支部のアカデミックプログラムのあり方
  • テーマ5:PM教育における産学・地域・国際連携の可能性と次世代人材育成への適用可能性

セッション構成

 各セッションの構成は、「リード講演」に続いて「講演者によるトークセッション」、「講演者との質疑応答」としました。また、グループ形式での意見交換によりセッション・テーマをさらに掘り下げるように構成しました。

大学改革推進

 大学改革を推進する職員を対象とした実践的PM教育のテーマは講演のみとしました。

グローバル領域

 グローバル領域では、中国上海交通大学の林先生をゲストにお呼びしました。

テーマ設定とトラック構成

7月8日(土)

時間 テーマ 講演
13:15~14:15 各校のPM教育事例紹介 •慶応大学の事例(管理工学 飯島先生)
•IT経営プロジェクト授業_愛媛大・早稲田大学他(法政大学 山戸先生)
14:30~15:30 PM教育の裾野拡大
(実践事例)
•芝浦工大中学高等学校の事例(小川教諭)
•高校教育モデルの提案(川崎医療福祉大学 宮原先生)
•過去取組事例紹介(8ケース:支部事務局 内橋)
15:45~16:45 PM教育の裾野拡大
(ワークショップ)
•モデレーター:斉藤理事
•分科会に分かれて講演者、教育国際化委員、参加者による意見交換
 〇 実践教育(中高ケース、学部ケース)
 〇 教育へのPM適用
17:00~18:00 PM実践者の学術研究とアカデミアへの道 •PM実践者の大学教員としての採用の期待(当麻理事)
•PMで博士学位を取得した実務家の体験報告:
広島修道大学(佐藤先生)、法政大学(山戸先生)
•質疑応答

7月9日(日)

時間 テーマ 講演
10:00~11:00 支部アカデミック活動紹介(支部提言+意見交換)
パート1:課題提起 PM教育の基礎の基礎とは何か?
•大学の環境とニーズ、E-Learningパッケージの可能性他(井上理事)
•E-Learning PM始めの一歩紹介(野村氏)
•意見交換 「PM教育の基礎の基礎」
11:15~12:15 支部アカデミック活動紹介(支部提言+意見交換)
パート2
•PMI日本支部の取り組み紹介(井上理事)
•質疑応答 全プログラム
13:15~14:15 大学改革を推進する職員に対する実践的PM教育事例 •愛媛大学(四国大学間ネットワークで実践事例:丸山先生)
14:30~15:30 産学・地域・国際連携:次世代人材育成(実践事例)   •仙台高専(地域連携によるコミュニティ構築プロジェクト:内海先生)
•芝浦工大(グローバルPBLプログラムによる人材育成:井上先生&織田氏)
15:45~16:45 産学・地域・国際連携:次世代人材育成(ワークショップ)
実践事例(続)
 •中央大学(グローバルPBL@ベトナム:飯尾先生)
ワークショップ モデレーター:斉藤理事
 •講演者、講演者によるトークセッションとグループでの意見交換 
17:00~18:00
グローバルセッション(GAC)
•GAC取得校紹介(上海交通大学 LIN先生)

参加者アンケート集計結果

評価述べ人数

  2017年 2016年
  先生方
評価
一般参加者
評価
先生方
評価
一般参加者
評価
大変良かった 79 63 56 74
良かった 53 99 49 126
良くなかった 4 18 7 8
全く良くなかった 0 2 0 1

実参加人数

  2013 2014 2015 2016 2017
先生方評価
述べ人数
72 109 95 122 136
一般参加者評価
述べ人数
264 291 177 209 182

注: 評価延べ人数は評価対象となったセッション数を 1時間/セッションで調整
   実参加人数について、今年度は先生方の参加が過去最高

総括と今後の課題

総括

  • テーマごとの議論の方向付けは成功と言える。(アカデミックスポンサーの参加人数増加・昨年よりの高い評価)
  • 全てのテーマに関し今後も議論の継続を望む声が聞かれた中でも、以下については来年のフォーラムを待たず議論を進めたい。
      ・ PM教育の裾野拡大
      ・ PM教育の基礎の基礎
  • ンケートの評価が低いセッションに関しては原因(テーマの問題なのか進め方の問題なのか)精査する必要がある 。 

今後の課題

  • 一般会員へのアプローチを再考する必要がある。(参加者の大幅な減少、ワークショップへの評価も低い)
  • 2つのセッションにまたがるテーマ(講演と議論)の案内が徹底していなかった
  • グローバル・セッションのあり方について再検討が必要。(参加者が少ない、アカデミックスポンサーの評価が低い)
  • フォーラム後での議論を次につなげる仕組みが必要。(11月にアカデミックスポンサー会議を開催予定)