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【感染症対策下のPM】Vol.2 Webセミナーの長所を引き出す

感染症対策下のPM

Vol.2. Webセミナーの長所を引き出す

PMI日本支部からの短期集中連載第2弾です。

会員の皆様の能力開発に資する話題を提供し、コロナ後も含めて、プロジェクトマネジャーが社会活動の維持、回復と発展に寄与する道を、ともに探っていきたいと思います。

今回は、会議/集会自粛下におけるPMI日本支部のWebセミナーの取り組みをご紹介致します。

中止決定したセミナーがWebセミナー開催へと急展開


PMI Inc.は昨年8月にDisciplined Agile(DA)を買収し、その展開を世界的に推進しています。DAは、ScrumやSAFeをはじめとする、様々なアジャイルへの取り組み方を組織の環境にあわせて選択し、真のビジネス価値実現を目指すための、実用的なツールキットです。

その共同創始者であるMark Linesの来日に合わせて、PMI日本支部ではセミナーを3月3日に開催する予定でした。ところが感染拡大に伴い、直前にMarkの来日がキャンセルとなったため、急遽3月14日にWebセミナーを開催しました。

当日、Markはカナダの自宅におり、PMIアジア太平洋オフィスのSoHyunがシンガポールから司会進行を務め、東京の通訳を介した講演が実現しました。3月3日の参加登録者数は160名ほどでしたが、14日のWebセミナーでは400名以上の申し込みがあり、実際に300名近い方が聴講されました。Webセミナーにすることで、より多くの方にDAについてご理解頂くことができました。

日本人が参加するセミナーでは質問が少ないのが通例ですが、チャット機能で多数の質問が寄せられ、活発な質疑応答になりました。チャットを使うと、気づいた時点で書き込めますし、質問が簡潔明瞭に表現されていました。他の人の質問を見られることや、日本語で書けば通訳してくれることも、質問し易い雰囲気を作っていたのだと思います。

一方、講演開始時点では、接続上のトラブルに合われた方も少なからずいらっしゃいました。接続上の問題に関する問い合わせと、講演内容に関する質問を分離して対処する必要性を認識しました。

手探りとチームワークでノウハウ蓄積

PMI日本支部でも、DAセミナーを足掛かりに無料セミナーで経験を積み、有料セミナーでもWebセミナーによる提供を徐々に始めています。事務局やセミナープログラムの皆さんが講師の協力を得ながらWebセミナーを拡大し、ノウハウを蓄積しています。

4月24日に開催したWebセミナー『「仕事がサクサク進む!」生産的コミュニケーションの基本動作 』は、月例セミナーとしては過去最多の146名にご参加頂きました。講演内容と講師の対応が秀逸だったのですが、チャットを使ってインタラクティブに進行し、特別高い満足度を得ることができました。16都府県+海外からも参加頂き、地理的壁を乗り越えた開催となりました。

そして、7月のPMI日本フォーラムも全面的にリモート開催に切り替えることに致しました。例年通りにはいかない点もありますが、オンラインならではのメリットもありますので、ぜひご参加ください。

慣れたら少しづつ工夫も

今、接触を避けてWeb会議システムを多用することになった方が多いと思います。様々な道具を組み合わせてリモート環境でどこまでできるか工夫されている方も多いことでしょう。

現在、PMI日本支部では理事会、研究会などをすべてZoomで実施しています。移動がなく参加場所を問わないので、出席率が高まっています。さらにZoomだけでなく様々なツールの利用を進めています。首都圏以外でのサービス充実はPMI日本支部の懸案でしたが、期せずして解決の方向性が見えてきたようです。

この先様々な制約を乗り越えて多様な仲間と新たな価値を創造できるように、この機会に、WebセミナーやWeb会議システムに限らず、使える道具や環境に慣れておく必要があります。やってみなければ何も始まりません。やってみると何とかなってしまいます。前を向いて踏み出して行きましょう。

3月14日のDAセミナーの内容は、日本支部ホームページで公開しています。

ディシプリンド・アジャイル概説 講師 Mark Lines

講演映像(逐次通訳)とスライドだけでなく、質疑応答も翻訳付きで掲載しています。

質疑応答も合わせてご覧頂くと、当日の参加者の皆さんと同様にディシプリンド・アジャイルについて理解を深めて頂けると存じます。

ぜひWebセミナーの臨場感もご堪能ください。

PMI日本支部
 広報担当理事 端山・冨岡