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【感染症対策下のPM】Vol.3 危機に瀕したPMが意気消沈しないための6つのヒント

感染症対策下のPM

Vol.3. 危機に瀕したPMが意気消沈しないための6つのヒント

PMI日本支部からの短期集中連載第3弾です。

現下の状況では、従来の経験の延長では判断しかねる場合もあり、苦労されているPMも多いことと存じます。

危機に際してパニックすると適切な対応が取れなくなるので、まずは落ち着け、という趣旨の書き出しの記事がprojectmanagement.comに出ています。

今回は "Navigating Crisis Without Sinking: 6 Practical Tips for Project Managers" (Bruce Harpham) に出ている6つのヒントを紹介します。

長年PMをやっていれば、想定外の事態に直面した経験のひとつやふたつあることでしょう。しかし、今回のパンデミックは誰にとっても初めての経験。先が読めない暗中模索であり、何が正しいのかは後にならなければ分からないこともあります。ただ、論理的に考えて以下のヒントは役に立つと思います。

危機に瀕したPMが意気消沈しないための6つのヒント

1. プロジェクトの中止を検討する

メンバの健康と安全を第一に考えて、中止又は延期をスポンサーに進言することも選択肢です。PMはやり遂げたいという思いが強いでしょうが、正しい判断とは何かを考える必要があります。


2. リスクマネジメント計画を見直す

既存のリスク登録簿では、これほどのパンデミックは想定されていなかったでしょう。現状に合わせたリスクの精査が必要です。追加費用や要員が必要ならすぐに言うべきです。遅くなるほどに経費削減の圧力が高まります。


3. リモートワークでの働き方を工夫する

対面のコミュニケーションができない状況で、最低限の進捗管理だけをWeb会議で行うのはよくありません。チームメンバの状況を理解することが重要で、物理的な距離はとっても心情的な距離をとってはいけません。


4. 休息をしっかりとる

在宅勤務は長時間労働になる可能性があります。健康と創造性を維持するために、始業時間と就業時間、それに日々の目標を決めることが重要です。例えば、毎日価値ある成果を3つ出すという目標はいかがでしょうか。


5. リモート環境の装備を充実する

ベテランPMはリモートワークにも慣れているかも知れませんが、チーム全員が慣れているとは限りません。まだ暫くこの状態が続くと考えて、ヘッドセットや追加モニタの購入、ネットワークの増強やクラウドサービスの利用なども検討してはいかがでしょう。


6. 情報源を見極める

COVID-19について大量の情報を見るよりも、23の信頼できる情報源に絞るとよいでしょう。また、知って役に立つ情報なのかを考えて自ら選別する必要があります。

出典: "Navigating Crisis Without Sinking: 6 Practical Tips for Project Managers", Bruce Harpham, ProjectManagement.com, 2020年4月22日

日本より多い感染者と死者を出しながら、成果達成に向けて着実な努力を継続しているPMが世界中にいます。

我々には、プロフェッショナルとして冷静な判断が求められています。

様々な制約が立ちはだかりますが、達成しなければならない目標があるならば、焦らず、めげずに、着実に一歩ずつ前進して行きましょう。

PMI日本支部
 広報担当理事 端山・冨岡