【創立25周年】PMoA関連イベントのご案内

「アート×プロジェクトマネジメント」に関する各種イベントの参加者を募集します!

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創立25周年記念“PMoA”スタートアップ・イベントの開催

PMoA(Project Management of Arts)の趣旨に賛同頂いた「ATAMI ART GRANT 2023」の協力のもと「アート×プロジェクトマネジメント」をテーマとしたPMoAスタートアップ・イベントを熱海にて、以下のとおり開催します。

本イベントではPMoAの実践者をお招きしたセミナーや今話題のアート思考に関するワークショップ、親子で参加できるアート・アウトリーチ企画などの開催予定しております。是非ご参加ください! 

  

<”PMoA”の3つのイベント> 

開催日イベント詳細・申込   
12月3日(日)創立25周年記念“PMoA”セミナー

 ※オプション:展覧会ツアー、交流会
こちら
11月23日(木・祝)    対話型鑑賞ワークショップ
「現代アートのわからないを愉しむ〜ATAMI ART GRANTの作品を観に行こう!〜」
定員に達したので締め切りました。
11月19日(日)親子で楽しむアート・アウトリーチ・イベント
「楽しく、考える、作るだけじゃないアート・ワークショップ
ー子どもと大人のためのやんわり芸術講座」

 
定員に達したので締め切りました。

「アート×プロジェクトマネジメント」の可能性を探求する活動“PMoA”

アート・音楽などの文化芸術活動はプロジェクト活動の三要素である「独自性」「有期性」「不確実性」の特性を多く備えています。
一方で、同分野のプロジェクトは多くの場合、実践者自身のタレント性や実務経験、実施組織における独自のナレッジをベースにマネジメントが行われているという現状があります。
特に展示会やイベント等のアートプロジェクトの実施では資金獲得や人員確保、会場手配・準備、プロモーション等、作品展示以外の様々な業務があり、プロジェクトの実行では以下が重要となると考えられます。

  • プロジェクトの実行に必要な「ヒト・モノ・カネ」の確保
  • プロジェクトの企画・準備・実行をトータルでコーディネートできる人材の確保と育成
  • プロジェクトを支える様々な協力者を獲得しサポートを得るための円滑なコミュニケーション
  • プロジェクトの価値創造における外部の利害関係者(ステークホルダー)との複雑な調整
  • 作品創作や展示準備ならびに開催期間中の生じる不測事態(リスク)への対応
  • 多様なアーティストの要望に応えつつも一体感のあるプロジェクトおよびチームの運営

PMI日本支部では、同分野におけるプロジェクトマネジメント実践事例の調査研究活動として「PMoA(Project Management of Arts)」事業を立ち上げ、上記のような課題の解消に貢献するためのナレッジの可視化と体系化に向けた活動の促進を目指します。

 

イベント概要紹介

1.創立25周年記念“PMoA”セミナー

(1)開催日時:2023年12月3日(日)13:00~16:00

(2)会場:起雲閣 ギャラリー (静岡県熱海市昭和町4-2)

(3)協力:PROJECT ATAMI実行委員会

(4)参加費:PMI日本支部会員、法人・アカデミックスポンサー:無料

     一般:2,000円(「ATAMI ART GRANT 2023」展覧会チケット付)

(5)PMI認定資格保有者:2PDU発行

(6)講演次第

  • 主催団体ご挨拶
  • 基調講演 中野 善壽氏(アート×地域創生)
  • アートプロジェクト事例紹介 Project Atami(「ATAMI ART GRANT」主催団体)
  • 法人スポンサー事例紹介 長谷部 旭陽氏(アート×デジタル)
  • 総括講演 「PMoA(Project Management of Arts)」に関する提言(PMI日本支部)

※ セミナー終了後、オプション企画として「ATAMI ART GRANT 2023」鑑賞ツアー、交流会を熱海市内で予定

※ セミナーはこちらからお申込みください

(7).招待講演者プロフィール

中野 善壽 (講演テーマ:アート×地域創生)

東方文化支援財団 代表理事。

1944年生まれ。伊勢丹、鈴屋を経て台湾企業3社の経営陣の一人として経営に携わる。 その後、2011年 寺田倉庫へ。2018年モンブラン国際文化賞受賞。 1991年から台湾在住。2015年より中華民国(台湾)文化部国際政策諮問委員(顧問)現任。現在は、東方文化支援財団 代表理事、ACAO SPA & RESORT 代表取締役・CEO。

著書に「ぜんぶ、すてれば(ディスカバー21)」、「孤独からはじめよう(ダイヤモンド社)」がある。

関連記事:『天王洲エリアを激変させたミニマリスト経営者 次はアートを変える』(日経クロストレンド)

https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/watch/00008/00076/

   

長谷部 旭陽(講演テーマ:アート×デジタル)
株式会社NTTデータ 社会基盤ソリューション事業本部 ソーシャルイノベーション事業部 デジタルソリューション統括部。NTTデータ入社以降、日本国内での官公庁向けシステム開発業務、スイス・ジュネーブでの国連機関向けシステム開発業務を経て、2023年現在AMLAD事業の営業企画マネージャーを務める。2016年ジュネーブ大学にて国際機関MBA修了。

関連記事:「進化するデジタルアーカイブ~メタバース時代のデジタルコンテンツ活用~」(株式会社NTTデータ)https://www.youtube.com/watch?v=GNNUgG9L0zc

関連記事:『「保存する」だけでなく「活用する」。Web3時代のデジタルアーカイブの価値とは~バチカン図書館×AMLADの挑戦~』(株式会社NTTデータ)

https://www.nttdata.com/jp/ja/data-insight/2023/0405/


2.対話型鑑賞ワークショップ
「現代アートのわからないを愉しむ〜ATAMI ART GRANTの作品を観に行こう!〜」

(1)開催日時:2023年11月23日(木・祝日)11:40~13:40
(2)会場:ACAO SPA&RESORT 「NOT A GALLERY」 (静岡県熱海市熱海1993-261)
(3)協力:PROJECT ATAMI実行委員会、NPO法人 芸術資源開発機構(ARDA)
(4)講師:三ツ木紀英氏(NPO法人 芸術資源開発機構 代表理事)
(5)参加費:PMI日本支部会員、法人・アカデミックスポンサー:無料
      一般:2,000円(「ATAMI ART GRANT 2023」展覧会チケット付)
(6)PDU:2PDU発行
※ワークショップ参加者には「ATAMI ART GRANT 2023」展覧会チケット(開催期間中有効)をお渡しします。
※詳細はワークショップ申込ぺージをご覧ください

(7)イベント概要
 現代アートという答えのないものをおしゃべりしながら見て感じて考えるイベントです。
普段、美術館には行かないという方も大歓迎。
洞窟のアートから現代アートまでを概観する「アートってなに?」というミニレクチャーも挟みながら、現代アートの見方とその面白さを体験していきます。イベント後、ATAMI ART GRANT に展示されている現代アート作品を自分で見に行った時、また一味違った見方ができるかも?!

(8)招待講師プロフィール

三ツ木紀英(NPO法人 芸術資源開発機構 代表理事)

90年代末から美術館や様々な施設で展覧会やアーティストによるワークショップを企画。2011年にニューヨーク近代美術館の元教育部長フィリップ・ヤノウィンからVisual Thinking Strategiesを学び、美術館や行政と連携し市民の対話型鑑賞ファシリテーターを育成してきた。人々の手によるアートを介したコミュニケーションが、美術館や学校や高齢者施設など地域で様々に展開してゆくことで、自律的に考える個人が共同する社会を目指している。2021年 東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。

共著: 「現代アートの本当の楽しみ方-表現の可能性を見つけにいこう-」 (フィルムアート社/2015年)、「現代アートの本当の見方-「見ること」が武器になる」(フィルムアート社/2014年)、「これからのアートマネージメント-ソーシャル・シェアへの道」(フィルムアート社/2011年) 等。

NPO法人 芸術資源開発機構 (ARDA)

アートを介したコミュニケーションによって、人や社会の新しい可能性の開発を目指して活動している。

2002年の設立以来高齢者施設や保育園・幼稚園でアーティストとのワークショップを行い、

2011年にアーツ×ダイアローグ(対話型鑑賞)事業を開始。(https://www.arda.jp/

対話型鑑賞とは?

対話型鑑賞は、アート作品と向き合い感想を共有しあう鑑賞手法のこと。ビジネスに必要となる観察力や

思考力(創造的思考、批判的思考)、表現力を鍛えられるだけでなく、チームビルディングの手法として

も注目された手法として近年、多くの企業研修等でも取り入れられており注目を集めている。

 

3.親子で楽しむアート・アウトリーチ・イベント
「楽しく、考える、作るだけじゃないアート・ワークショップー子どもと大人のためのやんわり芸術講座」

(1)開催日時:2023年11月19日(日)12:30~14:30 
(2)会場:Atelier & Hostel ナギサウラ(静岡県熱海市渚町19-6)
(3)対象:親子(お子様は5歳以上小学生以下)
(4)協力:PROJECT ATAMI実行委員会、NPO ひいなアクション
(5)講師:高橋律子氏(ひいなアクション代表)、モンデンエミコ氏(ひいなアクション、アーティスト)、安村卓士氏(ATAMI ART GRANT2023参加アーティスト)
(6)参加費:PMI日本支部会員、法人・アカデミックスポンサーおよび招待者:無料
      一般:2,000円(「ATAMI ART GRANT 2023」展覧会チケット付)
※ ワークショップ参加者には「ATAMI ART GRANT 2023」展覧会チケット(開催期間中有効)を1枚お渡しします。小学生以下は無料で展覧会をご覧いただけます。

(7)ワークショップ実施内容(概要)
世界では社会問題をアートの手法でゆるやかに訴え解決するクラフィティビズム活動が広がっています。その活動はやわらかく、時にくすっと笑ってしまうものもあります。今回はNPOひいなアクションとそのアートの面白い活動の一部を体験します。手を動かし気持ちをほぐした後で、さらに安村卓士氏による思考をほぐすワークショップを楽しみます。親子参加だからできること、みんなとするから発見できる考え方、お話しをしながら手と頭を動かしてやんわりとアートを学んでみませんか。

【ワークショップ申込ページをご覧ください】

(7)招待講師プロフィール

高橋律子(ひいなアクション代表)
博士(金沢美術工芸大学大学院)/修士(東京大学大学院教育学研究科)
金沢21世紀美術館キュレター在職中、自身の子育てと仕事の両立に混迷したことをきっかけに子育てアーティストの課題に気づき、2017年にNPOひいなアクションを設立、支援活動を行っている。現在は金沢大学大学院博士課程に在学し、ジェンダーとアートの社会学・美術史について実践と理論の両側面から研究を行なっている。

モンデンエミコ(ひいなクション、アーティスト)
1979年愛知県生まれ。四姉妹の次女。金沢美術工芸大学大学院彫刻専攻修了。
コラージュによる、刺繍日記・モビール作品を制作(https://monden-emiko.com)。

毎日眠るように、食事をするように、当たり前の日常として作品を作りたいという思いから、2010年頃より、幼少期から継続している日記を作品という形で展開している。また、「記憶」や「物語」をカタチにすることで、作品を介したコミュニケーションをうみだしている。

NPOひいなアクション
地域・女性・アートをキーワードに、地域文化資源としてアートをとらえ、女性を中心に、アーティストが活躍しやすい社会、アーティストのクリエイティブな感性をいかす社会づくりを目指す(https://hiinaaction.com/)。
「ひいなアクションの4つのアクション」
・アーティストと子供たちと地域のつながりをつくる。
・子育てアーティスト同士のつながりをつくる。
・アーティストに新しい収⼊源をつくる。
・⼦育てアーティストの課題を広く社会につたえる。

安村卓士(アーティスト)
1995年広島生まれ。触れてあそぶ「おもちゃ作品」を作る。手近なものやできごとをパズルのように組み合わせる。すると、かたちが生まれる。それは工作あそびやカラスの巣づくりのように、誰にでもできる一つのあそびである。そのあそびの方法を、作品によって提示する。秋田公立美術大学大学院複合芸術研修科修了。近年の展覧会に、個展「いったりきたり/たったりすわったり」(鴨江アートセンター、浜松、2022)など。

「ATAMI ART GRANT」について

『「巡 − Voyage ATAMI」 熱海で出会う、アートの旅』がコンセプトの芸術祭。熱海のACAOエリア、駅周辺エリア、銀座町エリア等、熱海全域を会場として開催され、今年で3年目となる。

主催の「PROJECT ATAMI」は、「熱海の魅力をアートにより再発見」することを目的とするプロジェクト。アトリエの提供・制作費の支援を行う滞在型制作プロジェクト「ATAMI ART RESIDENCE」と、若手アーティストの制作活動支援に向けた取り組み「ATAMI ART GRANT 2023」を両輪として活動を行っている。
会期:2023年11月18日(土)〜12月17日(日)
公式ホームページ:https://atamiartgrant.com/

起雲閣(きうんかく)」(セミナー会場)について

1919(大正8)年に別荘として築かれ、現在は非公開の岩崎別荘、今はなき住友別荘とならび、「熱海の三大別荘」と賞賛された名邸が基となっています。1947(昭和22年)には、旅館として生まれ変わり、太宰治・山本有三などの多くの文豪たちにも愛されていました。市街地とは思えない緑豊かな庭園。日本家屋の美しさをとどめる本館と離れ、また、日本、中国、欧州などの建築様式と装飾を融合させた独特の雰囲気を持つ洋館です。

2000(平成12)年より、熱海市の所有となり、当市の文化と観光の拠点として多くのお客様を迎えています。

(熱海市ホームページより)

【問い合わせ先】

一般社団法人PMI日本支部 25周年記念担当 info@pmi-japan.org