創立25周年記念全体プロモーションサポートチーム
奥田智洋
皆さん、こんにちは。PMI日本支部の中部ブランチで代表をしている奥田です。
前回の記事ではPMI日本支部の未来創造プログラムに参加している、リーダー、メンバーと一緒に座談会をさせていただきました。ほとんど飲み会中心だったことは記事の写真からも感じられたかもしれませんが。
今回は、これまた一緒に活動をしている「PMBOK®セミナープログラム」で中心となって対面セミナーを企画してきた方との対談内容を、皆さんにお伝えしていきたいと思います。
対談メンバー
PMBOK🄬セミナープログラム 詳細解説セミナー企画リーダー 藤田廣昭さん
聞き手 奥田智洋
Q:今年の5月から「PMBOK®詳細解説セミナー」がスタートしましたがどのような内容ですか?
藤田 PMI日本支部のPMBOK®セミナープログラムという部会の活動として、これまでPMBOK®ガイド第6版のセミナーを展開してきました。2022年にはPMBOK®ガイドの第7版への改定を受けて、PMBOK®ガイド第7版の解説を動画にし、オンデマンドで受講していただけるようにしました。そして2023年にはそのオンデマンドの解説に加えて、グループワークを行うことでより深い理解をしていただけるような場を提供したいと思い、詳細解説セミナーをスタートしました。
Q:藤田さんはどのような役割でこの企画を進めてこられたのですか?
藤田 今回の詳細解説セミナーについては、どのような内容にするのか、事前にどのような準備をすれば良いのは全くの白紙の状態でした。それでもPMBOK®セミナープログラムに参加している皆さんが、より詳しい解説を、対面で実施したいという強い想いをお持ちでしたので、その皆さんの想いを形にしたいと思い、企画のリーダーに立候補しました。そして定例のミーティングに加えて、個別のオンラインミーティングも重ねながら、セミナーの内容を具体化してきました。
なお、2日間のセミナーでは、私は司会と講義内容を振り返ってワークショップをする時のファシリテーターを担当しています。
Q:開催まで苦労したことはありますか?
藤田 前の質問でも少し触れましたが、今回のセミナーの企画は初めてのことが多く、また私自身もセミナー企画は初めての経験だったので、私が先頭に立って多くの事を決めるところに苦労しました。特に、タイムテーブルなどのセミナーの流れを決める際には、どのように講師の役割の方々の意向もくみ取りながら進めたらよいのかを悩みました。また、オンデマンドの時もそうでしたが、講師の数が11人と多かったこともあり、準備作業の進捗状況の確認や調整なども大変な作業でした。
Q:逆に工夫やアピールポイントはありますか?
藤田 今回の詳細解説セミナーのポイントはグループワークだと考えています。オンデマンドとは違う対面での解説に加えながら、その講師から聴いた講義内容やメッセージ、そして講師独自の経験、事例などを参加者自身がどのように捉えたのかということを、KPT法(※1)というフレームワークやアイスブレイクなどを通して、表に吐き出してもらう。それをまたグループ内の他の参加者の意見と比べながら、より理解を深めてもらうことができるセミナーになっていると思っています。
Q:ちなみにこのセミナーは久しぶりの対面開催ですが、対面形式はやはり良かったですか?
藤田 昨年はオンデマンドでのセミナーを提供させていただきましたが、講師という立場からすると、動画を撮影している間は、当然ながらPMI日本支部の会議室でスタッフのメンバーと2人だけの環境なので、受講者側からの反応は無く、とても不安と寂しさがありました。今回、対面形式になったことで、受講者の方々の頷きや少し不安げな表情など、直接、確認しながら進められたことは、講師としてはどのようなことが伝わったのか、伝わりにくかったことは何なのかがはっきりして、自分の理解度向上にもつながることになりました。本当に参加いただいた方々には感謝です。
Q:最後にこの活動を通して藤田さんにとって良かった点を教えてください!
藤田 先ほどの自分の理解度向上もありますが、今回の活動全体で見てみると、普段の仕事ではなかなかできない事ばかりで、セミナーの企画や運営を任せてもらえたことは、自分にとって素晴らしい経験になったと思います。さらにPMBOK®セミナープログラムには経験豊富なメンバーが多く、その方々にサポートしていただく環境というのもなかなか無いことなので、自分自身の成長も実感することができました。
今回のようなイベントの企画や運営をやってみたい方がいらっしゃいましたら、ぜひPMBOK®セミナープログラムの部会に参加してみてください。きっと新しい体験ができると思います。
今回の藤田さんとの対談内容はいかがでしたか?詳細解説セミナー自体は本当に好評をいただいており、講師と参加者の方々の一体感もあり、当日の会場は毎回、大盛り上がりです。(熱量が凄い!)参加者の年齢層も10~70歳台と幅広く、世代の違う意見なども飛び交って、きっと多くの気づきが得られます。この詳細セミナーは継続開催中ですので興味ある方はご参加いただきたいですし、PMBOK®セミナープログラムではさらに次の企画も進めようとしています。乞うご期待ください。
リンク
※1 KPT法:振り返りのフレームワークの一つでKeep(現状できていて成果が出ていること)、Problem(問題・課題となっていること)、Try(今後トライすること)を洗い出して分析する手法です。