こんにちは!
PMBOK®セミナー・プログラムの西山です。
昨年後半、PMBOK®ガイド第8版(英語版)がリリースされました。これを受けて私たちのコミュニティでは、第7版からの変化をどう捉えるべきか、自分たちにとっての「適切な解釈」を探るための対話を始めています。「正解」をどこかに求めるのではなく、新しい言葉の背景にある意図をみんなで紐解いている、そんな今の議論の一部を共有します。
今回は、PMBOK®ガイド第8版「The Standard for Project Management」の「1. Introduction」と「2. A System for Value Delivery」を対象にしています。
「言葉」の裏側にあるニュアンスを探る
今回のアップデートで、いくつかの重要な用語の表現が変わりました。たとえば「Outcome」という言葉をどう理解するのが一番しっくりくるのか、あるいは「Context(コンテキスト)」が指し示す「背景」や「文脈」とは具体的に何を意味するのか。こうした用語一つひとつに対して、実務者の視点から「こう捉えるとわかりやすいのではないか」という議論を重ねています。
プロジェクトの「定義」と、プロジェクトマネージャ・プロダクトマネージャの関係性
プロジェクトの定義自体が、単に「独自の成果物を作るための活動(endeavor)」から、「価値を創造するための施策(initiative)」といったニュアンスへと進化しています。それに伴い、プロジェクトマネージャとプロダクトマネージャの関係についても改めて深掘りしています。組織構造として上下関係があるケースや、価格設定などを担うプロダクト側と製造を担うプロジェクト側という役割分担など、それぞれの現場の視点から「今の時代に合った関係性」を模索しています。
「成功」の基準を再考する
これまでは「プロセスの効率性」が重視されることもありましたが、第8版では「価値の提供」がより中心に据えられています。 かつて成功とされたプロジェクトも、現代の「価値」という物差しで測り直すとどう見えるのか。シドニーやモントリオールの事例などをヒントに、新しい時代の「成功の定義」を模索しています
いかがでしょうか?
皆様のより深い理解の一助になれば幸いです。