2024年2月11日 更新
PMI日本支部 リスク・マネジメント研究会
変化の激しい時代の企業や組織は多くのリスクに遭遇する可能性があります。
企業や組織は事業継続が大前提であるためリスク・マネジメントの実効性を高めることが必要です。
当研究会ではプロジェクトのリスク・マネジメントを中心とし、プログラムやポートフォリオのリスク・マネジメントや組織のリスク・マネジメントなど幅広いリスク・マネジメントの研究活動を行い、その成果を外部へ発信することによりリスク・マネジメントの普及および、企業や組織の事業継続へ寄与をすることを目的にしています。
どのような社会風習になろうとも、研究会の成熟度を向上させ、リスク・マネジメントに関わる議論の場と事例、情報の供給源となる。
そのために、
・ メンバー同士切磋琢磨して自己向上の研究会
・ 誇りを持てる研究活動
・ PPP*におけるリスク・マネジメントの技術集団
として、グローバルを舞台に活動する
(*PPP:ポートフォリオ、プログラム、プロジェクト)
1) ワーキンググループ(WG)活動
(1)AIにおけるリスク研究
AIとは何か、AIにはどのような技術があり使用されているかを調査し、AIを使用したプロジェクトにおけるリスク・マネジメント・プロセスはどのようになるかを調査、研究します。
ケースプロジェクトに対して、ChatGPTによるプロジェクトのリスク特定なども実施しております。
(2)リスク・マネジメント基礎研究
①標準文書調査
2019年英語版が、2022年7月に日本語版が発刊された「ポートフォリオ、プログラム、プロジェクトにおけるリスク・マネジメント標準」を、英文を原文として疑問点や注意点を討議することにより、読み解いています。
②リスク要因
ITプロジェクトの経験をもとにリスク要因となりうる事象を抽出し、分類し、事象同士の結びつき(関連性)を考察することでリスク特定・分析の際のヒントとなることを狙いとしています。
特徴的なことは、プロジェクトを取り巻く環境や状況によってリスクの元となる事象(要因)は脅威になり、好機にもなるとの2面性をもっており、それを考慮することです。
2) 個人研究活動
各自がリスクやリスク・マネジメントのテーマを決め調査、研究します。
3) リスクマネジメント・セミナーの企画・開発・実施
PMBOK® ガイド のリスク・マネジメント・プロセスを中心に、調査・研究した内容を発信します。
(1) リスク・マネジメント新標準紹介セミナー
当初はプロジェクト・リスク・マネジメントが対象でしたが、2009年に発刊された現在の版ではポートフォリオ、プログラム、プロジェクトの範囲となっているので、広範囲の守備範囲となったことが大きな変更点です。
これらの目的・経緯、構成や他のPMI標準書との関係などを紹介します。
(2) 事例で学ぶ体験型セミナー(ワークショップ形式)
現場で使うための実践的なリスク・マネジメントのセミナーとなっています。
リスク・マネジメントを疑似体験することにより、現場で役立つスキルを身に付け、「転ばぬ先の杖」としてもらうことを目的としています。
4) RMP勉強会
PMI-RMP*試験の合格に向けて、試験問題を解き、意見を出し合うことによりリスクマネジメントについての知見を深めています。
* PMI Risk Management Professional (PMI-RMP)® とは、プロジェクトのリスク評価と特定の専門分野における知識と専門性を証明するものです。
なお、ワーキンググループ活動成果や個人研究活動の成果は、研究会内フォーラムで発表し、その中から、PMI日本支部主催の日本フォーラムで発表するテーマもあります。
◆月例会 毎月第一金曜日 21:00~22:00
Zoomを利用したリモート開催です。
◆Working Groupなどの打合せ
各WGにより異なります。
上記の趣旨にご賛同いただき、研究会活動に積極的に貢献していただける方を募集します。
年間を通じて募集しています。
問い合わせ先および参加申込み方法については 部会活動参加申し込みページ をご覧ください。