6月・7月の定例会の活動内容をご紹介します。
PMI日本支部「行政コミュニティ」では、行政プロジェクトの“現場のリアル”に触れ、実践的に学べる機会を継続的に提供しています。今回はその中から、一部内容をご紹介します。
今回は講演形式ではなく、参加者の皆さまに手を動かしていただく ワークショップ形式 で実施しました。 テーマは「ショートケースで体験する行政プロジェクトマネジメント」。短いケース(事例)をもとに、行政の現場で日常的に起きている“関係者の思惑が食い違う状況”をどう整理し、どう対策につなげるかを体験していただく内容です。
「早さ」「コスト」「文化財の保全」「住民合意」といった、いずれも無視できない要求が真正面からぶつかる構図であり、行政プロジェクトの難しさが凝縮されたケースとなっていました。
今回のワークショップに「正解」はありません。同じケースでも、どのギャップに注目するか、どの評価軸を重視するかによって導かれる対策は変わります。各グループの発表では、多様なアプローチが共有され、活発な意見交換が行われました。

PMI日本支部 ビジネスアナリシス研究会代表の仲宗根様を講師にお迎えし、「実務者のためのビジネスアナリシス」と題してご講演いただきました。
ビジネスアナリシスとは、知識、スキル、ツール、テクニックを応用して、ビジネス目標に合わせたソリューションの提供を支援し、組織に継続的な価値を提供するために実施される一連の活動です。
日々の仕事の中で様々な問題に直面することは、行政のどの分野に従事する方も経験があるのではないでしょうか。本セミナーでは、問題解決やプロジェクトの成功にビジネスアナリシスがどのように活用できるのか、『実務者のためのビジネスアナリシス:実務ガイド 第2版』(PMI日本支部 監訳)をもとに、説明・解説していただきました。
「そもそも解くべき問題は何か」を見誤ったまま進んでしまうプロジェクトは少なくありません。ビジネスアナリシスは、要求事項を単に受け取って整理する活動ではなく、問題と機会を見極め、ニーズの背景にある目的まで遡って捉えたうえで、実現すべき価値を定義していく活動であることが示されました。
行政のシステム調達や業務改革に携わる方々にとって、「何をつくるか」の前に「なぜつくるのか」を問い直す、示唆に富んだ内容となりました。

次回8月は行政に合ったプロジェクトマネジメントを今よりもっと普及させるために活動を行っている、PMI日本支部「行政コミュニティ」のイベントを開催します!
今年はAI×PMをテーマに、AIを行政における新たな要件定義手法や、自治体での生成AI 利活用事例とプロジェクトマネジメントの有効性について紹介します。さらにパネルディスカッションを通じて現場の疑問に向き合うことにより、行政 AX を「何とか前に進める」ための実践知を学ぶことができるイベントです。
今回は、会場とオンラインをつなぐハイブリッド開催となります。全国どこからでもご参加いただけますので、ぜひお気軽にご参加ください。
また、イベント終了後、講師や会場参加の方々との懇親会を開催予定です。軽食とドリンクを用意しますので、会場参加の方は参加費として 1,000 円をご準備ください。現地で深い話をしたい方もお待ちしております!

行政コミュニティでは、新たな参加メンバーを随時募集しています。
プロジェクトマネジメントの学びを深めたい方、行政領域のDXや地域連携に関心のある方は、ぜひご参加ください!
以下Webサイトにある申込フォームより必要事項を記入の上、申し込みをお願いします。
★ 行政コミュニティへの参加申し込みはこちらのWebサイトから
詳細については、行政コミュニティのサイトをご覧ください。
報告者:北川