ご挨拶

プロジェクトの成功で社会に貢献しよう


 2024年Project Management Institute, Inc.(以下、PMI)は、新戦略PMI:Nextを発表し、会員の成長とプロジェクトの成功を通じた社会への貢献を改めて打ち出しました。PMIは全世界に会員数70万人、資格保有者168万人(うちPMPは149万人)を擁し、世界のプロジェクトプロフェショナルが成長を目指して集い、高め合う場になっています。
一般社団法人PMI日本支部(以下、PMI日本支部)は会員数が6,000人を越え、ワシントンD.C支部、サウジアラビア支部に次ぐ第3位の規模となり、世界300支部の中でも重要な地位を占めるに至りました。PMI日本支部は、PMIからの支援を活用しつつ、引き続き会員及びスポンサーの皆様とともに成長を続けて参りたいと存じます。

 PMI日本支部は、日本の状況に則して独自の発展を遂げてきました。日本語に起因する独自性もありますが、会員が自発的に研鑽と交流を重ねる多数の研究会、法人スポンサー制度、支部施策を企画展開する戦略委員会、常勤職員を擁する事務局、フェスタや月例セミナーなどの会員ボンラティア中心に開催されるイベント、詳細なアニュアルレポート、非会員向け/会員向けのオリエンテーションなど、PMIが想定していない仕組みや活動が多数あります。さらに近年は、プロジェクトマネジメント研究報告を発行し、非会員も参加できるコミュニティを創設するなど、PMI:Nextを先取りしたかのような活動を展開してきました。
 表彰制度は他支部にもありますが、今年4回目を迎えるPM Awardは、ファイナリスト紹介セミナーの聴講者による投票で最優秀賞を決定するという大規模な参加型イベントです。部会リーダーと理事等が集まってPMI日本支部の現状と将来をじっくり議論するリーダーシップミーティングは、PMIの類似イベントを真似たものですが、支部レベルにはない取り組みなので、PMI及び他支部からも注目されています。

 PMI日本支部は会員ボランティアに支えられて成り立っています。その活動を通じて多数の仲間と交流し、有益な情報を入手し、自らの能力に磨きをかけ、そして将来に向けた活力を得る場になっていると自負しております。このような価値を高めるべく理事、監事、及び事務局も精励しております。PMI日本支部の活動を通じて成長した方々がそれぞれのプロジェクトを成功に導き、社会に貢献されることを切望しております。個人と組織の成長を促進し、達成感を分かち合う場としてPMI日本支部を積極的にご利用頂ければ幸いです。

2024年4月吉日
一般社団法人 PMI日本支部 会長
端山 毅