PMI日本支部について

ご挨拶

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昨年の日本支部の活動は新型コロナ対応で残念ながら、事務局の在宅勤務、イベント、セミナーの中止や日本フォーラムやジャパン・フェスタ、月例セミナーのリモート開催、委員会・部会活動のリモート開催と皆さま方にはご不便をおかけいたしました。まだ新型コロナ終息の見通しは立ちませんので、当面はこれまでの対応の継続となることをご容赦いただきたいと思います。

日本支部は設立後22年を経て、会員数5,000人と世界6位の規模に成長し、日本のPMP®資格者は38,500人(世界第5位)となって、PMIのグローバル・コミュニティーの中でも存在感と影響力を増しています。

昨年はリモート対応となりましたが、日本フォーラム、ジャパン・フェスタを始め、中部ブランチ開設5周年セミナー、月例セミナー、研修など各種イベントを開催し、多くの参加者を集め高い評価を得ました。リモート開催はオンデマンド視聴もできるため、参加者増に加え、参加者の地域の広がりも実現できました。また研究会等30以上の部会活動によって多くの会員に研鑽、交流の機会を提供し、研究活動のアーカイブとして会員研究報告書も刊行予定です。常設の事務局と事務所を有し、多数の会員ボランティアに支えられながら、法人スポンサーなど独自の仕組みで産業界、学界、行政機関、地域コミュニティー、他団体との連携も深めて、プロジェクトマネジメントの発展と適用拡大に努めています。

このような長年の活動成果とコミュニティーへの貢献が認められ、日本支部はPMI Chapter of the Year Award 2020を受賞することができました。
10月17日に開催されたPMI北米Leadership Institute Meetingにおいて発表されました。東アジアおよび東南アジア地域の支部としては初めての受賞となります。PMI Chapter Awardの受賞は、長年の活動成果が認められ、世界300支部の中でも先導的な支部として運営ノウハウを他支部に展開することが期待される存在になったことを意味します。
皆さまのご支援に感謝申し上げるとともに、受賞したのは支部ですが、評価されたのは会員の皆さまの活動とご支援が受賞したので、皆さまと喜びを分かちあいたいと思います。

またPMIがMOST INFLUENTIAL PROJECTS 2020を発表しました。これは昨年50周年を記念して過去のMOST INFLUENTIAL PROJECTS を選定しましたが好評だったので2020年版を選定したようです。7位に東京オリンピック2020、24位にトヨタが推進するWoven City が選定されています。プロジェクトマネジメントの世界では日本が注目されています。

デジタル・ディスラプションがもたらすイノベーションによる激変の中で、「新たな価値創造」に向け、プロジェクトやプログラムマネジメント・ベースの活動が増加しています。IT業界や建設・エンジニアリング業界はもちろんIoT対応のための製造業、フィンテックやインシュテックの台頭で金融機関も例外ではなく多くの企業・組織で取り組まれています。PMIはそのような環境下でイニシアティブを取るよう様々な施策を展開しており、次々と新たなドキュメントが公開され、方向性が徐々に明らかにされています。例えばAI等の様々な技術への適応が求められますが、アジャイルマネジメント等プロジェクトマネジメントの方法論の変更が不可欠となっています。PMBOK®ガイド第7版の出版やPMP®試験内容変更もこの流れを汲むものです。

一方で全ての仕事がプロジェクト・ベースになり、機能や属性によって仕事を定義するのではなく、何をなし遂げるかで仕事を定義する時代の到来に対し、Project Economyと呼び、柔軟に新しいスキルを育成していくため、市民レベルやネクストジェネレーションのプロジェクトマネジメントを推進するため新たな資格創設も検討されています。

このような変化を踏まえ、PMI日本支部は2020年~2022年中期計画を、時代の変化に沿うよう見直し、会員の皆さまにより役立つ施策を展開します。PMI本部の打ちだす様々な施策について、タイムリーな翻訳、出版、WEBへの掲載、セミナーの開催を通じ最先端の知見の共有に努めてまいります。

私どもの全ての活動は、支部会員、法人スポンサーの皆さまのボランティア活動に支えられています。私たちとご一緒に活動していただける方を熱望しております。どうぞ積極的に研究会や委員会、法人スポンサー・スタディーグループなどへのご参加をご検討いただきたいと存じます。

これからも、今まで以上に、様々な切り口での情報共有、意見交換を通して会員の皆さま方のキャリアアップ、事業拡大に、PMI日本支部がお役に立てるよう、皆さまに満足いただくサービスを提供させていただくことを目指し、理事、委員会、事務局が一体となって邁進していきます。
どうぞ温かいご支援と忌憚のないご意見をお寄せくださるようお願い申し上げます。

2021年1月吉日
PMI日本支部会長
片江 有利