川島 智海 |
私は現在PMP®の取得を目指しており、PMBOK®の考え方を体系的に学びたいと考えていたところで、ちょうど本セミナーを知りました。加えて、担当中のプロジェクトがなかなか思うように進まないこともあり、「何かヒントを得られたら」という思いで参加を決めました。
2日間のセミナーでは、PMBOK®ガイド第7版で重視されている「原理・原則」や「プロジェクト・パフォーマンス領域」について、講義とワークを通じて実践的に学ぶことができました。中でも特に印象に残ったのは、ステークホルダーマネジメントの重要性です。ワークの中で自分のプロジェクトを振り返った際、非協力的かつ影響力の大きい関係者が多いことに改めて気づかされました。
また、「危機感を可視化する視点」や「暗黙知を形式知に変える重要性」など、普段感覚的に行っていた対応を言語化・構造化する視点を得られたことで、今の進め方を見直す必要があると感じました。さらに、組織や人を動かすには「チェンジマネジメント」という視点が欠かせない、という話も心に残りました。プロジェクトがなかなか前に進まない背景には、私自身が変化の必要性をきちんと伝えきれていなかった部分があるのかもしれないと、振り返るきっかけになりました。
講師の方々は、知識の解説だけでなく、ご自身の豊富な経験を交えながら話してくださったため、内容に実感が伴っていてとても理解しやすかったです。また、参加者もインフラ、建築、エンタメなど多様な業界から集まっており、異なる分野の視点や悩みを共有できたことも大きな学びでした。「業界は違っても、抱えている課題には共通点がある」と実感できたのは、非常に面白い経験でした。
「最近プロジェクトがうまくいかない」「PMBOK第7版が難しく感じる」といった悩みを持つ方には、ぜひおすすめしたいセミナーです。
今回、得た多くの気づきを今後の実務に少しずつ取り入れていきたいと思います。改めて、講演者の皆さまならびに運営の皆さまに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。