AKKODiS コンサルティング株式会社

日本の課題解決に取り組む、AKKODiSコンサルティング株式会社

「プロジェクトマネジャーが不足している」 
PMIからも示されたことがあるように、国内のプロジェクトマネジャーは不足しています。この問題の背景には、様々な要因が絡み合っています。ビジネス環境の変化、技術革新に伴いプロジェクトが複雑化し、数そのものが増している現状からプロジェクトマネジャーの需要が高まっています。また、複雑なプロジェクトの推進に求められるスキル、経験者不足、人財育成の難しさ等といった課題に対してAKKODiSコンサルティング株式会社(以下、AKKODiS)がどのように立ち向かっているのかご紹介いたします。
AKKODiSは、「日本を、課題解決先進国に。」をビジョンに掲げ、コンサルティング、ソリューション、アカデミー、タレントの4つのサービスを展開しています。ここでは、アカデミーサービスにおけるプロジェクトマネジメント研修に焦点をあてて説明いたします。

www.akkodis.co.jp/

AKKODiSで実施しているプロジェクトマネジメント研修

アカデミーサービスでは、18の分野にわたるテックコンサルタント(以下、TC)約10,000人の育成に取り組んできた研修実績やノウハウを活かし、お客様の課題解決に直結する多くのラインアップを取り揃えています。  
プロジェクトマネジメントにおいて社内ではPM認定制度を設け、受講、試験を通じTCが自身のスキルを高められるよう支援しています。お客様に対しては、固有の課題・問題を詳細にヒアリングしたうえで、あるべき姿を実現し、業務に直結できるコンテンツをご用意しています。当社プロジェクトマネジメント講師は全てPMP®を有しており、講師自らも常にアップスキリングを行い、現場を意識した研修を提供しています。

■当社では、プロジェクトマネジメントスキルは経験期間や量ではなく、正しい知識をベースとして実践できるかどうかが重要と考えています。
PM認定制度では、当社TCに向け正しい知識と実践の場の提供を目的として、入門編から大規模プロジェクトを念頭としたものまで4段階の難易度を準備。経歴によらずスムーズにスキルを向上できるよう工夫しています。
研修は、座学によるインプットと、ワークなどのアウトプットをバランスよく合わせ、実践的なスキルを習得できるよう構成。効果測定も認定試験や面接による評価を行います。
研修結果は、社内のスキル認定制度と連動し、プロジェクトへ参画するための情報として活用が始まっています。(岡本誠司講師, PMP)

■多くのお客様から「まず、プロジェクトマネジメントを体系的に学びたい」というご要望をよくいただきます。当社では、PMBOK7での価値創出に加え、学んだ内容を実務に活かせるようプロセス群実務ガイドをベースとしたコンテンツをお客様のご要望に合わせてデザインして提供しています。当社は“プロジェクトは人によるもの” である以上、人を巻き込む力、パワースキルが重要と考えています。体系的なプロセススキルに加え、パワースキルを身に着けていただくことで、実際にプロジェクトを動かせるプロジェクトマネジャーが誕生するからです。 (坂本芳湖講師, PMP)

パワースキルの重要性

プロジェクトを進める上でパワースキルが重要であることは前述しましたが、ここではその理由を掘り下げて解説します。当然のことながら、プロジェクトは一人で進めるものではありません。プロジェクトマネジメントの正しい知識を得て、緻密な計画や事前準備ができたとしても、それを実行するのはメンバーです。プロジェクトを成功に導くには、メンバーの心に火をつけ、巻き込み、主体的に動いてもらうパワースキルが、プロジェクトマネジャーには求められます。
プロジェクトマネジャーはチームを鼓舞し、目標に向かって導く責任があります。つまり最も重要なのはリーダーシップです。そのプロジェクトの目的は何か、成功によってどのような価値創出ができるのかを明確に伝えることで、メンバーは動機付けされます。
しかし、そうして始まったプロジェクトも、進めていく過程で、「メンバーが期待通りに動いてくれない」、「意見の違いからメンバーの不信感が高まる」、「ミーティングをしても結論がでない」など、様々な障壁が現れます。こうした壁を乗り越えるために必要になるのがコミュニケーションスキルです。適切な会話や対話を通じて、メンバーとの関係の質が高まり、プロジェクトの成功に不可欠なサポートや理解を得ることができます。
また、プロジェクトの状況は常に変化するため、プロジェクトマネジャーはその変化に適応し、柔軟に対応する必要があります。“想定通りに進まないことは当たり前”というマインドで、新しい情報や状況に対し冷静かつ適切に行動することも、プロジェクトの成功には欠かせません。これらが、プロジェクトマネジメントにおいてパワースキルが重要になる理由です。

AKKODiSが提供するパワースキル研修

AKKODiSではパワースキル研修も充実しています。自身の考えを分かりやすく伝え、相手の共感を得るための「説明力研修」、意見の対立をポジティブな方向に転換させる「アサーティブコミュニケーション研修」、ミーティングの生産性を高める「ファシリテーション研修」といったコミュニケーションスキルから、予期せぬ事態に対応するための「問題解決研修」、その前提となる「ロジカルシンキング」などの思考系スキルまで、プロジェクトを進めていく際に必要なパワースキル全般のテーマを取り揃えています。全ての研修において、お客様の問題・課題を具体的にお聞きした上で、オリジナルの研修をデザインします。

AKKODiSが考える、今後のプロジェクトマネジメント研修

■当社はTCを派遣するビジネスから、コンサルティングやソリューション提供により、総合的にお客様の課題を解決する企業へと変革する道を踏み出したばかりです。その変革を支えるのは体系的な知識とスキルを有し、柔軟なプロジェクトマネジメントができる人財に他なりません。これまで我流でPMを行ってきたシニアメンバーや、これからPMに携わる若手TCに、体系的なプロジェクトマネジメントを習得してもらうことが必須です。それと同時に、プロジェクトマネジャー不足に課題をもつお客様に寄り添い、カスタマイズした研修やPMガイドラインをご提供することも重要な使命だと考えています。(杉森俊介講師, PMP)

■「プロジェクトマネジメント」と聞いて、難しいもの、手間がかかるものという先入観から、関わりを回避してきたという方も少なくないと思います。PMについて分かりやすくお伝えすることで「それなら自分もできそうだ」という感覚をもっていただき、マネジメントする立場になった時に、自信をもって進められるようになることを目指した研修を実施いたします。(片岡麻己講師, PMP )

プロジェクトマネジメントとともに

プロジェクトマネジャー不足という事実は、プロジェクトマネジャーが活躍できる場がすでに多く準備されているということです。 プロジェクトをマネジメントしていくことは決して簡単なことではありません。しかし、プロジェクトの進行とともに、チームメンバー、ステークホルダーとの協業を一番強く感じることができるのがプロジェクトマネジャーです。課題を解決するだけではなく、価値を創出できるプロジェクトマネジャーを多く育成できるよう、AKKODiSは今後も取り組んでまいります。