「プログラムマネジメント実践ワークショップ(DX編)」に参加して

プログラムマネジメントの視点や考え方、スキルで解決していくべきものも多いのだ

翠川賢太郎 PMP

自分自身の業務の中で「フワッとした」業務をうまくハンドリングできていないなと感じていた中で、今回の「プログラムマネジメント実践ワークショップ(DX編)」セミナーを受けさせていただいたのですが、非常に参考になりました。

 自分としてはフワッとした「大規模なプロジェクト」を進めているという認識でいたのですが、セミナーでいろいろお話を聞く中で、自分が進めているのは「プログラム」であり、プログラムマネジメントの視点や考え方、スキルで解決していくべきものも多いのだと実感しました。

 プログラムの構成要素としてサブプログラムやプロジェクトだけでなく「オペレーション(既存の定常的な組織に紐づいた業務)」が含まれ、それが従前の組織慣行に引っ張られやすいのでプログラムとしてのガバナンスを形成していく障害になりやすい、というのは自分がまさに直面している課題へのヒントになる言葉で参考になりました。

 また、講師の方の実践例を通してプログラムベネフィットの管理の仕方(特にベネフィットを創発していくという部分)、ステークホルダとのかかわり方、などをわかりやすくお話しいただけたので頭の中で自身の業務にマッピングしながら理解を深めていくことができました。

 本セミナーはグループディスカッションにも十分な時間が割かれており、様々な業界、キャリアの方々と共通の悩み事やまたは異なる視点での考え方を語り合うことができてそれも非常に有意義でした。「同じような悩みを抱えているのが自分だけではない」「だからこそ明日からまたあきらめずに頑張ろう」という前向きな気持ちに切り替えることができました。

 セミナーを通して、講師の方々が巧みに参加者から質問や意見を引き出していただいていて、理解が非常に深まりました。ありがとうございました。





PMI日本支部事務局 セミナー担当からの関連情報

2023年度後半の「プログラムマネジメント実践ワークショップ(DX編)」は11月2日(木)に開催を予定しています。