新春特別セミナー「『終活』というプロジェクトマネジメント」に参加して

終活の本質は、今日から『より充実した人生を送るための活動』である

  

倉崎 与一
PMP

自分もちょうど講師の方と同世代で今回のセミナー内容は大変参考になりました。
誰もが終活が必要なことと分かっていても、やむを得ない状況になるまで手を付けないのではないでしょうか。気持ち的にも自分の死に向かう準備はしたくないものです。
しかしながら今回のセミナーの様に「マネジメントの手法を用いて」と聞くとがぜん興味が湧いてきて、ふんふんなるほど、やってみようという気になってしまいました。PMの5つのプロセス群に添ってやらなければならない事が具体的になっていて、大変取っつきやすかったです。個々の内容も必要事項が網羅的になっていて、例えば『相続・遺言』(行政書士の知見を活かしていて分かりやすい)や『やり残したリスト』、『キャッシュフロー表』など。特に『デジタル遺産の整理』は、現代ならではの内容で目から鱗でした。
そして終活の本質は、今日から『より充実した人生を送るための活動』であるということを非常に強く感じました。中国には「生きているうちにお墓を用意しておくと長生きできる」という言い伝えがあるそうです。これも死ぬための準備が大切というよりは、人生の終盤にこれからの生をいかに充実させるかを認識することが大切ということなのですね。
最後に講師とは個人的にもお付き合いがあり、今まで一緒に月例セミナーに参加する立場だったのに新春特別セミナーで講師としての登場とはびっくりです。さらに公私ともに大変お忙しくされているのに、資格試験の勉強もしていたとは凄いの一言に尽きます。これもPMの手法を普段から最大限活用していたからなんですね。
この度は本当にためになるご講演ありがとうございました。