PMBOK®を人生に応用するということ


行政書士 青松事務所 代表


青松 彰

PMBOKが提示する知識体系や原理・原則は、仕事としてプロジェクトを管理する時に使うだけでなく、プライベートの場にも応用が効くと思いませんか。私は日頃から、PMBOK®︎を通して身につけたスキルを実生活で活かさない手はないと考えているのです。

私は本業ではシステム開発のプロジェクトを担当していますが、最近、会社の業務とは全く畑違いである法律分野の資格試験に挑戦しました。その資格取得という「プロジェクト」を進める際には、「きちんと計画を立ててそれに基づいて作業を進めること」、「進み具合をモニタリングして、必要な計画修正を行うこと」などのPMBOK®︎の概念が、面白いように当てはまりました。

例えばこのように。
計画…最初の4ヶ月でテキスト読み、次の2ヶ月で過去問の1周目、などの全体を見据えた大日程を立てた。次のフェーズに進む前に段階的に計画を詳細化した。また、計画はガントチャートで可視化した。
進捗管理…日々の勉強時間を設定、週次・月次で達成状況を振り返り、適宜計画を見直した。
品質管理…模擬試験の参加を品質測定ツールと位置付けた。結果を分析し補強ポイントを洗い出し、計画を見直した (分野ごとの正答率を可視化したが、システム開発の障害発生率による分析と全く同じ方法だ!)

今では、こうやって取得した資格を基に、副業として行政書士事務所を始めましたが、その業務でもPMBOK®︎が活用できると思っています。

また、今後はプライベートでの単発のイベントだけでなく、人生そのもののマネジメントにPMBOK®︎を活かしていきたいと考えています。さらに、PM仲間の方々からも賛同をいただきたくPMI日本支部のセミナー「終活というプロジェクトマネジメント」を提案した次第です。

私の人生はPMBOK®︎と共にあり! というとちょっと大袈裟でしょうか(笑)。