PMI日本支部会員となって

(写真)右から二番目が筆者

シニアプロジェクトマネージャー
カリー&ブラウン(ジャパン)

古屋 秀樹

データセンター開発案件のプロマネ

現在、私は英国系で、不動産開発コンサルティングを主たる業務としているカリー&ブラウンの日本支店で働いています。以前は大手建設会社において事務系職員として38年余り勤めました。最後の15年間は不動産投資開発業務を担当しました。前職在職中に、会社の同期社員がPMI日本支部の職員として転職し、彼からPMP®資格を勧められ、取得することができました。PMP®に合格した半年後、現在の勤務先へ転職しました。前職では自ら事業主として不動産投資・開発を行いましたが、。現在はクライアントより委託を受け、開発業務を行っています。

転職して数ヶ月後に、外資系が事業主である大きなデータセンター開発案件のプロマネを任されました。日本国内での開発業務なので、大きな意味では今までと同じような業務ですが、仕事の進め方が異なりました。日本以外では、建設業・不動産業において多くの企業がプロジェクトを実施するにあたり、PMIが提唱する管理体系に拠っています。  

PMPと研究会、委員会活動

私はPMPとして知識はありますが、それだけで捌けるものではありません。この時、私の大きな力となったのが、PMI日本支部会員として参加している研究会、委員会活動です。私はポートフォリオ/プログラム研究会、地域サービス委員会に参加しています。発足準備中である建設コニュニティにも参加しています。そこのメンバーはPM関連資格を有しながら、実務の第一線で活躍されている方々です。そこでの議論を通じ、「ポートフォリオ-プログラム-プロジェクト」の階層に沿った案件管理の肌感覚を得られました。また、理論と実務の適切な距離感も得られました。この感覚は個人での学習、あるいは実務だけでは習得が難しいものです。この知見を基に、担当するプロジェクトを切り盛りしています。

北海道

私は現在北海道に住んでリモートワークをしていますが、地域サービス委員会を通じ北海道地域コミュニティにも参加しています。自宅のリモートワークと東京出張だけでは得られない、地域の人脈、情報に関わることができるのも楽しみです。今後も仕事と支部会員活動の好循環を図っていこうと思います。